クリムト展、来場者20万人超え 黄金の作風で魅了

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 東京・上野の東京都美術館で開催中の「クリムト展 ウィーンと日本1900」(朝日新聞社など主催)の来場者が20万人を超え、28日、記念のセレモニーがあった。

 横浜市の美容師の深堀知佳さん(28)に、同館の今井徳彦副館長から図録と展覧会オリジナルグッズ、館内レストランで使える食事券が贈られた。

 学生時代からクリムトが好きという深堀さんは「本物のクリムト作品を見るのは初めて。実物ならではのサイズ感を楽しみたい」と話した。一緒に訪れた上岡雄貴さんはアーティスト。2人で誘い合ってさまざまな展覧会を訪れているという。

 黄金の作風などで知られるグスタフ・クリムト(1862~1918)を紹介した「クリムト展」は、油彩画25点以上を並べ、作家の画業の全容を見せている。「ユディトⅠ」「ヌーダ・ベリタス(裸の真実)」といった油彩画だけでなく、全長34メートルを超える壁画「ベートーベン・フリーズ」の原寸大の複製や、手帳サイズの冊子にたくさんの下絵が描き込まれた「赤いスケッチブック」などにも人気が集まっている。

 スペシャルサポーターを務める俳優の稲垣吾郎さんによる音声ガイド(税込み550円)が、作品のみどころや時代背景を解説していて好評だ。

 展覧会は7月10日まで。一般1600円など。問い合わせはハローダイヤル(03・5777・8600)。公式サイト(https://klimt2019.jp別ウインドウで開きます

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