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強運の黄金オニオコゼ 新潟・上越市の水族館

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黄金色のオニオコゼ=新潟県上越市の同市立水族博物館「うみがたり」(本田賢一撮影)
黄金色のオニオコゼ=新潟県上越市の同市立水族博物館「うみがたり」(本田賢一撮影)
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 黄金色のオニオコゼが、新潟県上越市立水族博物館「うみがたり」に展示され話題になっている。通常は黒っぽい魚だが、色素の突然変異で金ピカになったとみられる。こうした魚は外敵に見つかりやすく、大半は大きくなる前に食べられてしまうが、強運の持ち主だったようだ。同館は“幸運をもたらす魚”としてPRしている。(本田賢一)

白身の高級魚

 オニオコゼは、カサゴ目オニオコゼ科の海水魚で、本州から東シナ海の岩まじりの砂底に生息している。魚体は黒色か暗褐色。体長は大きいもので30センチほどになる。白身の高級魚として知られるが、背びれに毒針を持っていて調理が難しく、主に料亭などで出されている。

 同館の池口新一郎副館長によると、突然変異による黄金色やオレンジ色のオニオコゼは全国で年間1~2匹ほど見つかっている。

 漁業資源の確保のため、高級魚のオニオコゼを人工孵化(ふか)させ、海に放流している自治体は多い。しかし「1万匹規模で人工孵化させても、黄金色の個体が出てきた例はない」(池口氏)というから、かなり珍しいようだ。

漁師が捕獲

 そんな黄金色のオニオコゼが同館にやってきたのは4月25日のこと。上越市西部の有間川漁港のベテラン漁師がこの日、ヒラメの刺し網漁をしていたところ、このオニオコゼがかかっていた。池口氏が当時をこう振り返る。

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