金箔の製品作りを視察する研修員ら＝金沢市打木町の箔一工場で
小松市国際交流協会が受け入れている国際協力機構（ＪＩＣＡ）北陸のブータン青年研修員は六日、金沢市の箔一を訪れ、金箔（きんぱく）の製造工程や多彩な商品開発について学び、箔貼りも体験した。
伝統工芸班の五人が訪れた。工場で製造から箔貼りの製品作りまで詳しく説明を受けた。本社・箔巧館ではミュージアムやギャラリーを視察、小物入れと箸の箔貼りを体験し母国へのお土産とした。
ブータンで伝統絵画を教えるププさんは「十三ある伝統工芸すべてに金箔は使える。輸入できないものか」と意欲的。政府の教育技術労働省に勤めるキンザンさんは「技術訓練を提供してほしい」と要望もした。
一行は小松市埋蔵文化財センターも訪ね、古代の色と染織の歴史、草木染めのの手法や注意点を教わった。
自動車・重機班の五人は小松市のコマツ粟津工場で建設機械の組立工場を視察したほか、小松電子でＩＣ基板のはんだ付けを実習した。
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