高さ約1メートルのミッフィー。金箔500枚を貼り付けている=神戸市中央区明石町、大丸神戸店

 金の工芸品を展示販売する「大黄金展」が30日、神戸・元町の大丸神戸店で始まった。国内の金の小売価格が1グラム1万円を突破する中、人気キャラクターをかたどった「黄金のミッフィー」をはじめ、千点超が輝きを競っている。9月4日まで。

 年2回開催しており、今回の目玉は高さ約1メートルのミッフィー(非売品)。金箔を約500枚貼り付けており、今年のえと「卯」にちなんだ縁起物として登場した。販売用には、高さ約20センチのミッフィーの置物(24金、販売価格1100万円)などを用意した。

 販売品の最高額は脇差しの5632万円。縁起のよい熊手飾りや、ディズニーなどのキャラクター置物も並ぶ。販売担当者によると、人気があるのは、小判など子孫らに配りやすいものという。

 初日から大勢の客が訪れ、西宮市の主婦(54)は「金の値段は上がりっぱなしですね。輝きがすごくて、手元に置けば福が来そう」と話していた。入場無料。午前10時~午後7時(最終日は同6時まで)。(広岡磨璃)