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宮城県大崎市は19日、市ゆかりの男性から金の延べ棒4本(時価計約3000万円)の寄付を受けたと発表した。金塊による寄付は初めてといい、市は現金化して基金に積み増し、男性が望む中心市街地のまちづくりに活用する考えだ。
市によると、延べ棒は1キロと500グラムの2本ずつ。この1か月間に寄付の申し出があり、男性と妻が19日に市役所を訪れ、伊藤康志市長と面会した。
東日本大震災で被害を受けた中心市街地で、市役所本庁舎など公共施設や道路の整備が進んだことを評価し、「ポケットパークなどができ、気軽にまち歩きができる環境が整えば」と要望したという。
伊藤市長は「内陸部の復興モデルとなるべく取り組んできた成果が評価されたと思う。寄付者の意向に沿って事業を検討したい」とのコメントを出した。