独当局が金値決めでドイツ銀行調査、不正操作の疑い=FT紙

[フランクフルト 13日 ロイター] -英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙が関係筋の話として伝えたところによると、ドイツ規制当局は、金と銀の指標価格設定(値決め)でドイツ銀行が人為的な操作を行った可能性があるとし、調査している。
FTによると、連邦金融サービス監督庁(BaFin)は、過去数カ月、ドイツ銀行を訪れ同行職員を取り調べたほか、関連書類の提出を求めている。
BaFinは13日、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)や欧州銀行間取引金利(EURIBOR)のほかに、個別金融機関での金・銀など他の指標設定過程にも関心を寄せていると重ねて説明した。報道官は「調査は数カ月前に始まり、現在も継続中」としている。
報道官は、FT記事についてコメントを避けたが、調査の過程で聞き取りを行ったり、各行から書類など情報の提供を求めたりする権限がBaFinにあるとした。
金価格は1日に2回、ドイツ銀行、バンク・オブ・ノバスコシア、バークレイズ、HSBC、ソシエテ・ジェネラルの5行が電話で協議し設定される。ドイツ銀行は銀についても同じように値決めに参加している。
ドイツ銀行はコメントを拒否した。
*内容を追加して再送します。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab