金現物が軟調、年間では32年で最大の下落率の見込み

[ロンドン 30日 ロイター] -30日の取引で、金現物が薄商いの中軟調な展開となっている。このままで推移すると、年間の下落率は30%近くと、32年で最大となる見通し。
金現物価格は1228GMT(日本時間午後9時28分)現在、0.8%安の1オンス=1202.54ドルとなっている。
年間での下落は13年ぶり。米連邦準備理事会(FRB)の緩和策縮小が金価格の押し下げ要因となった。
2014年に米経済が回復し、世界経済が安定化に向かうという期待感を背景に投資家がリスク志向を高めたことも、金現物の売り要因となった。

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