上期の中国金需要は19.4%減、生産は大幅増

[上海 24日 ロイター] - 中国黄金協会は24日、今年1─6月の同国の金需要が前年同期比19.4%減少したことを明らかにした。金価格は昨年28%急落しており、個人投資家の心理が悪化した。
価格が下落した昨年、前倒しで買いが入ったことも今年の需要減少の一因となっている。
1─6月の金需要は569.45トン。前年同期は706.36トンだった。
内訳では、金地金、金貨の販売がそれぞれ62.1%減、44.3%減。宝飾品は11%増、工業用は11.3%増だった。
一方、1─6月の金生産は前年同期比9.47%増の211.1トン。利益率の低下を補うため、増産する動きが出た。

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