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[金投資家インデックス]センチメントは2013年の金暴落以来のペースで急落

キーワードBullionVault 

米量的緩和終了によって金相場が過去4年間の最低水準へと下げる中、金投資家のセンチメントは2013年の金暴落以来のペースで急落

? 金投資家インデックスは、9月の上昇分を10月に失った。
? 金のネット購入者数は19%下げ、ネット売却者数は9%上昇した。

2014年11月4日ロンドン: 個人投資家の金投資センチメントは、10月に米国連邦準備理事会が量的緩和を終了し、ドル建て金相場が過去4年間で最低水準に下げる中、2013年の春以来の最も速いペースで下落したことが、ブリオンボールトのデータによって明らかとなった。
ブリオンボールトの金投資家インデックスは、金相場が2013年に急落した際に2度割ったサポートラインのトロイオンスあたり1180ドルを再び割る中、過去7ヶ月で最も高い数値となった9月の53.4から下げ、10月は51.9となった。

金投資家インデックスは、世界有数の金と銀のオンライン市場を提供するブリオンボールトにおける、月間に金をネットで購入している顧客数とネットで売却している顧客数のバランスを表している。そのためこの数値が50である場合は、その月に金の保有量を増やした顧客数が、金の保有量を減らした顧客数と全く一致したことを意味する。

金投資家インデックスは、2011年9月に71.7と最高値を記録し、今年6月に51.2と、2010年2月の48.8に次ぐ低い水準となっている。



ブリオンボールトのリサーチ主任エィドリアン・アッシュは今回の数値を次のように分析している。
「金を購入する個人投資家の数とその購入量は、売却した顧客数とその売却量を引き続き上回っている。しかし、2013年の暴落以来始まったバーゲンハンティング的金購入意欲は、18ヶ月を越えて薄れつつある。」
「米国連邦準備理事会は量的緩和をついに終了した。そして、米国株価は最高値を更新し続けている。このような中、金と株式市場は2年間以上異なる方向へ動いている。これは、2000年から2003年のインターネットバブルから10年ほど続いていた金の強気市場が始まって以来、最も長期間起きている現象だ。そのため、個人投資家のポートフォリオにおける金融システムの保険という金の役割は、現在その緊急性を失っている。」

先月、ブリオンボールトにおける月間の金購入者数は、過去6ヶ月で最高となった前月比19%減となり、ネット売却者数は9%増加している。
重量においては、顧客の金保有量は前月比変化なく、33.2トンとなっている。
それに対し、銀相場がドル建てで5.3%下落し、過去56ヶ月の最低値を記録する中、ブリオンボールトにおける顧客の銀保有量は488トンと増加し、過去最高の量となった。これは前月比4.2%増であり、月間19.9トンの増加は、金融危機でピークとなった、2011年9月の月間の最大増加量に次ぐものとなる。

連絡先: ホワイトハウス佐藤敦子
直通電話番号: +44(0)20 8846 3804  
メールアドレス:atsuko.whitehouse@bullionvault.com

金投資家インデックスについて
ブリオンボールト社の「金投資家インデックス」は、個人投資家が利用するオンライン金・銀現物所有サービスにおいて世界で最も大規模なブリオンボールト社が所有するデータを基に算出されている。これは、24時間運営されているブリオンボールト社の市場でユーザーによって売買された取引データである。この指標が50を超えた場合、その月の金のネット購入者数がネット売却者数を上回ったこととなり、個人投資家が金投資に対して強気姿勢であることを意味する。先のチャートは、「金投資家インデックス」が、過去3年間にどのように推移したかを表している。このインデックスの詳細については、ロンドン貴金属市場協会発行の雑誌「Alchemist」の2013年5月号の記事でご覧いただけます
ブリオンボールト社について
ブリオンボールトは、金・銀地金現物所有サービスをオンラインで提供している世界でも有数の英国企業である。ブリオンボールトのサービスでは、顧客は金・銀現物をより卸売価格に近く、低い費用で投資を行うことができる。顧客の金・銀地金は、顧客が選択可能なロンドン、チューリッヒ、ニューヨーク、シンガポール、トロントの金地金専門保管場所で特定保管できる。ブリオンボールトのディリーレポートは、顧客所有の金・銀が安全に特定保管されていることを証明するものであり、日々オンラインで公表されている。

2005年4月にサービスの提供を開始したブリオンボールトは、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)の正会員である。2009年には、個人投資家が地金専門市場にアクセスすることを可能としたことから、英国女王賞を革新部門で受賞し、2013年4月には、過去4年間の国際取引が140%増加していることが認められ、英国女王賞の国際取引部門で2度目の受賞をしている。また、金の業界の市場開発団体である、ワールド・ゴールド・カウンシルは、ブリオンボールトに2010年6月に資本参加を行い、11%の株を所得している。

現時点で53,000人を超える顧客が、金及び銀現物を購入、保管、取引するためにブリオンボールトのサービスを利用している。この顧客によって保管されている金地金の評価額は、約12億ドル(約1358億円相当)であり、これは、多くの中央銀行が保有する金備蓄量を上回る。それに加え、2億5500万ドル(約289億円)の顧客の銀地金を保管している。
さらに詳細は、http://gold.bullionvault.jp

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