UBS、今年の貴金属価格見通しを下方修正

UBS、今年の貴金属価格見通しを下方修正
 1月15日、スイスの銀行大手UBSは金や銀など貴金属の今年の価格見通しを下方修正した。写真は江蘇省連雲港の貴金属店。2014年1月撮影(2015年 ロイター/China Daily)
[15日 ロイター] - スイスの銀行大手UBSは15日、金や銀など貴金属の今年の価格見通しを下方修正した。従来の予想は踏み込み過ぎだったため、手直しが必要になったという。今年の金価格の予想は1オンス=1200ドルから1190ドルに引き下げた。
同様に銀は18.4ドルから18.2ドルに、プラチナは1500ドルから1400ドルに、パラジウムは925ドルから900ドルにそれぞれ下方修正した。
UBSのアナリスト、エデル・タリー氏は顧客向けノートで「金にとっては米連邦準備理事会(FRB)の金利正常化とドル高が大きな障害だが、相場の軟化が続いてこの数年で調整の大半が織り込み済みとなったことが相場をさらに押し下げる力を制限する上で一定の効果を発揮するだろう」と指摘した。

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