ペルーで大規模な鉱山スト、銅・金の生産には影響せず

[リマ 18日 ロイター] - ペルー全土の鉱山で18日ストライキが実施された。ただ、組合員が仕事を失う恐れからスト参加をためらったほか、会社側が代替要員を投入したため、銅や金の生産にはほとんど影響がでなかった。
ペルーは銅、銀、亜鉛、スズでは世界3位、金では7位の生産国。国内の労働組合によると、銀とスズ、鉄の生産はストの影響があった可能性がある。
ストはペルー鉱業連盟が政府に解雇と契約労働者の制限を厳しくするよう求めて実行した。
各鉱山の労組によると、ペルーの4大銅生産会社であるアルタミナ、サザン・コッパー、セロ・ベルデ、アンタパッカイの生産は通常通りだった。
金鉱山ヤナコチャとミスキチルカの生産にも影響がなかったという。
ただブエナベンチュラ のカルロス・ガルベス最高財務責任者(CFO)は、5月初旬に始まったストによってウチュチャクア銀鉱山の生産が一部打撃を受けたと述べた。
組合指導者によると、このほかボルカンやアルタミナなどの産銀大手の操業は通常通りだった。

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