インド、純金宝飾品の輸入禁止を計画=現地紙
[ムンバイ 4日 ロイター] - 4日付のインドDNA紙が報じたところによると、政府は純金(24金)製宝飾品の輸入禁止を計画している。アジア諸国間での自由貿易協定(FTA)の悪用・誤用を軽減するためだという。
世界2位の金消費国であるインドは、2013年に需要抑制のために金の輸入関税を10%に引き上げた。しかしこれを受け、密輸が増えたほか、FTAで純金製品の輸入関税がわずか2%であることに目をつけ利用する輸入業者も増加。業界筋によると、こうして輸入された純金製品は溶解されコインや延べ棒に造り変えられ、国内で販売されているという。
同紙は匿名の当局者の話として、政府は既存の規制を改定し、18金、22金製の宝飾品の輸入のみを認める計画だと伝えている。
この報道に関し、財務省からのコメントは得られていない。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」