ゴールドコラム & 特集

コインオークションへのご招待

今回はコインオークションの話をさせていただきます。当店が取り扱っておりますコインは、日本国の和貨幣以外は当然すべて輸入されたものばかりです。

当店は国内・海外の有力コイン商からの仕入れと海外で行われているオークションから手に入れております。
オークションと言えば、クリスティーヌ(1966年?)やサザビーズ(1744年?)などが有名で、ネットオークションはeBayが世界ネットを組んで展開中ですが、稀少コイン(古代コイン含む)のオークションは、ヨーロッパ・アメリカが中心のコイン商で、各社年/3?4回開催しているのが現状です。

来店されたお客様からよくお聞きするのですが、
「ローマ・アテネに旅行したので街中で古代コインを探したが、見当たらなかった!何処へ行けば購入できたのでしょうか?」と質問されます。
ローマ・アテネにもコイン商は有るのですが一般の人には尋ね当たる事は無いと思います。お土産品的に数量がある訳ではなく、貴重な品ですので値の付く都市に流れて行ってしまいます。


まず現地へ出向きコインオークションへ参加する場合をお話しましょう・・・

まず、オークションブックの入手!

オークション当日より前(会場では1?2日)に下見会が設けられます。会場へ出向き登録をして入場。(警備員付き!)

希望のLotを申請するとBox毎に出て参ります。1枚1枚目指す商品をチェック!

競売スタート価格はBookに表示されています。ここで絶対入手したいもの、適正価格なら買うなど品定めを入念に致します。




オークション当日、入場の際に登録して一人ずつ入札No.が手渡され入場!

Lot1番から時間通りスタート、ご存知の早口言葉の如く機関銃の如くに価格が大きな声で繰り返され、希望者は番号札を挙げて意思表示!
あっという間に流れて行くので要注意です。

オークショナーは壇上で助手が一人付いていて会場の札を探して行き、手差しで意思表示していきます。壇上の横には社員がいて、メール、レターなどで受け付けた注文を同じように表示して参加してきます。

中には電話を繋ぎっぱなしにして会場の価格を報告してオーダーを受けています。ある程度の時間と価格になるとハンマー(木槌)を叩き決定して次のロットへ進みます。
途中休憩を挟みながら次々と落札されていき最終ロットまで続きます。
通常1,500?2,000個位で多いときは4,000個近くある時もあります。

最終ロット終了後、決済方法・受取・送品方法などを打合せしてオークションは終了いたします。


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プロフィール

藤野 拓司

Fujino Takuji

ティアラ・インターナショナル株式会社 ディレクター

福岡県出身。早稲田大学卒業。古代ギリシャ・ローマコイン コレクター。コインジュエリー メーカー&卸売業、30年の実績。国内・海外コイン商との直接取引、25年?、国内・海外コインオークション、参加25年?(主としてロンドン・ニューヨーク)

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