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英国民投票の結果はどうあれ金のボラティリティに投資を-ソシエテG

  • ソシエテG、英国民投票を前に商品投資戦略を提示
  • 国民投票の結果にかかわらず金のボラティリティは上昇と予想

ソシエテ・ジェネラルは、英国で23日実施される欧州連合(EU)残留・離脱を問う国民投票の結果から投資家が利益を上げる方法があると考えている。それは金相場のボラティリティ(変動性)上昇を見込む投資だ。

  トレーディング戦略を提案する同行の文書によれば、国民投票で残留、離脱のいずれが選択されても金相場のボラティリティは高まると予想される。アジア担当商品調査責任者のマーク・キーナン氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、ボラティリティが高まれば価値が上がるいわゆる金バリアンススワップの買い持ちとなることを提案した。

  ソシエテ・ジェネラルは、英国がEUを離脱する場合には、金相場が上昇する一方、銅と原油は下落すると予想。残留なら金相場が打撃を受けるだろうと指摘する。いずれの場合も金相場のボラティリティは上昇する可能性が高いとみている。

  キーナン氏は「離脱なら金相場は10%上昇すると予想している。金相場のボラティリティは大幅に上昇し、投資家の視点から見れば、それはバリアンススワップのような投資手段を通して利益につながる可能性がある」と説明。バリアンススワップは、ボラティリティが上昇すれば価値が上がると述べた。同氏は金相場が1オンス=1400ドルに上昇すると予測している。

原題:Whatever Britons Decide, Bet on Gold’s Volatility to Profit (3)(抜粋)

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