田中貴金属、1~9月の金地金販売8.7%減 4年ぶり低水準
田中貴金属工業が17日発表した1~9月の金の地金販売量は2万0540キログラムと前年同期比8.7%減った。同期間としては12年以来、4年ぶりの低水準。1~6月は同30%増と好調だったが、7~9月が同5割減と大きく減少した。
7~9月の金の国際相場は米国の利上げの行方や11月の米大統領選をにらんで様子見の姿勢が強く、1トロイオンス1300~1350ドル近辺の小幅な値動きにとどまった。国内の地金市場でも売買を手控える投資家が増えた。
ただ、10月に入り国際相場が急落したこともあり、「現在の販売は好調に推移している」(同社)という。
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