米投資ファンドKKR、豪州で銅・金鉱山の権益取得を検討
【NQNニューヨーク=川内資子】米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が豪州の銅・金鉱山の権益を買収する検討に入った。買収候補として検討しているのは英豪資源大手のリオ・ティントが保有するノースパークス鉱山の権益で、手薄な資源関連への投資を強化する狙い。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が29日、関係者の話として伝えた。
KKRは医療や金融、小売業への投資を優先してきており、資源関連の案件は珍しい。買収対象はリオが保有する同鉱山の80%の権益。取得額が最大10億米ドル(約980億円)に達すると予想するアナリストもいる。