上昇率、3週連続で原油が1位。プラチナ、パラジウム、銀も2週連続で上昇率上位

 先週も、原油の上昇が目立ちました。上昇率は13.2%(29.65ドル→33.56ドル/ 1バレルあたり)でした。3週連続で、本コンテンツで注目しているジャンルを横断した23銘柄の中で、上昇率1位となりました。

 原油に次いで、上昇率2位となったのがプラチナ*です。そしてパラジウムが3位、が5位に入りました。を除く、これらの3つの貴金属が上位に入るのは、2週連続です。

 一方、上海総合指数が上昇率最下位(下落率1位)でした。中国では先週金曜日、全国人民代表会議(全人代)がおよそ2カ月半遅れで始まり、今年の経済成長目標が、どのような規模感で示されるかに注目が集まりました。しかし、具体的な数字が示されないことが明らかになりました。この点が、悪材料視され、下落しました。

 全体的には、上昇銘柄数が16、下落銘柄数が7、最大と最小を除く変動率の平均は+2.0%でした。5月15日(金)から22日(金)の週については“おおむね強かった”と言えると思います。

※プラチナの足元の価格動向と変動要因の詳細は、今週の週刊コモディティマーケット『プラチナ相場、今が買い場?価格上昇の背景を分析』で詳細を述べます。

5月15日(金)から5月22日(金)までの週のジャンル別騰落率

注:楽天証券のマーケットスピードⅡのデータより楽天証券作成
注:ビットコインは楽天ウォレットのビットコイン価格を参照。日本時間の前々週土曜日午前6時と前週土曜日午前6時を比較
注:プラチナ、パラジウムは楽天証券のマーケットスピードCX内「海外市場」のデータを参照
注:騰落率は週足の終値をもとに算出(前週終値-前々週終値)