銀先物の割安鮮明に 安全資産の金と明暗分かれる
銀価格の上値が重い。銀は工業用需要が多く、米中の景気減速懸念で市場に需要減観測が広がっているのが主因だ。アフガニスタン情勢の悪化など、地政学リスクの高まりで買われやすい安全資産の代表格とされる金に比べ割安感が目立つ。脱炭素社会の進展で太陽光パネル向け消費なども期待されてはいるが、当面は銀の低空飛行が続きそうだ。
銀相場の国際指標となるニューヨーク先物(中心限月)は25日の清算値が1トロイオンス2...
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