金の密輸事件9割減、コロナ禍の航空便減少が影響

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 財務省は10日、2020事務年度(20年7月~21年6月)に全国の税関による告発などの処分対象となった金の密輸事件が、前年度比9割減の20件、脱税額でも約75%減の8913万円になったと発表した。

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密輸された金の延べ板(2019年12月3日、成田空港で)
密輸された金の延べ板(2019年12月3日、成田空港で)

 新型コロナウイルスの世界的な拡大にともなう渡航制限で、密輸に使われることが多い航空機の運航が大幅に減ったことが影響した。具体的な処分例では、段ボール箱に金約120キロ・グラムを詰めて航空貨物で密輸しようとしたり、香港から金属製の筒に金約30キロ・グラムを入れて密輸しようとしたりした事件があった。

 金の密輸事件は2017事務年度に720件、脱税額が約15億円といずれも過去最高になったが、その後は罰金の引き上げなどで減少傾向にある。

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2510264 0 経済 2021/11/10 18:16:00 2021/11/10 18:16:00 2021/11/10 18:16:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/11/20211110-OYT1I50081-T.jpg?type=thumbnail
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