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ロシアリスクで銅やパラジウム、アルミが最高値-小麦連日ストップ高

  • 銅は一時1.5%高の1万835ドル、パラジウムも3169.46ドルと最高値
  • エネルギー価格上昇が製錬コストを押し上げるとの不安が広がった

アジア時間7日午前の時間外取引で、ロシア産原油の禁輸観測などからロンドン金属取引所(LME)の銅相場が一時1.5%高の1トン=1万835ドルまで値上がりし、過去最高値を更新した。

  ウクライナ侵攻で経済制裁を受けるロシアは欧州有数の銅生産国。バイデン米政権がロシア産原油の禁輸を同盟国と検討しているとブリンケン国務長官が明らかにしたことで、エネルギー価格上昇が製錬コストなどを押し上げるとの不安が広がった。

  ロシアは世界有数のエネルギー供給国であると同時にパラジウムの最大の生産国、アルミニウムやニッケルの主要生産国でもある。パラジウムのスポット価格も1オンス=3169.46ドルと最高値を記録。アルミニウム相場も最高値を付け、ニッケルは1トン=3万3000ドルを突破して一時16%高となった。

  黒海沿岸の産地からの供給が滞るリスクが再び意識され、シカゴ小麦先物相場も一時7%高の1ブッシェル=12.94ドルと6営業日連続でストップ高となった。

 

Ukraine war sends global markets into turmoil
 
 

 

原題:Copper Soars to Record as Metals Surge on Russia Supply FearsWheat Surges Nearer to Record as War Paralyzes Ukraine Supply 、*NICKEL EXTENDS RALLY TO 16% AS RUSSIA RISK ROILS COMMODITIES(抜粋)

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