街のシンボル「大鳥居」を金色に 秀吉の生誕地で割れる賛否

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東谷晃平
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 豊臣秀吉の出生地と伝わる名古屋市中村区にある「大鳥居」を金色に塗り替える計画が持ち上がっている。

 建設から90年以上経つ鳥居。古くから知る住民の間では賛否が分かれている。

 名古屋市営地下鉄・中村公園駅から地上に出ると大きな鳥居が目に飛び込んでくる。鉄筋コンクリート製で、その大きさは横約34メートル、縦約24メートルにもなる。

 周辺を行き交う人に聞くと、口をそろえて「赤鳥居」と呼ぶ。この色をめぐって、住民の間で金色に変えるか否かで議論が起こっている。

 発端は先月、鳥居の近隣の8学区の区政協力委員長らで作る「中村区夢づくり実行委員会」が鳥居を金色に塗り替える計画についての賛否を尋ねる、住民アンケートを配布したことだ。

 約3万6千枚を用意し、近隣の8学区に配った。3月10日を期限に住民からの意見を集めている。

 実行委は、順調に進めば、費用の約6千万円を寄付で募り、2026年に名古屋で開催されるアジア大会をめどに塗り替えと補修をする。

黄金のトイレ、黄金のマンホールも計画

 実行委はその他に「黄金のマ…

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