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トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)・旧型プリウスの盗難被害が愛知県内で続発している。高値で取引される希少金属を含んだ排ガス浄化装置「触媒コンバーター」を狙った連続窃盗事件の可能性がある。希少金属の含有量は古い年式のHVほど多く、県警は盗難被害は新型車ばかりではないとして、防犯対策の強化を呼びかけている。
長久手市のマンション駐車場では9月6日未明~明け方、住人の会社員男性(57)が所有する2007年型プリウスが盗まれた。車は豊田市内で見つかり、車内の預金通帳は手つかずだったが、車底部の触媒コンバーターがなくなっていた。
トヨタによると、触媒コンバーターは炭化水素などの排ガス成分を浄化する装置で、高温にさらされても性能を維持するため、耐久性の高いプラチナやパラジウムなどの希少金属が使われている。停車時にエンジンが止まるHV用のものは、ガソリン車のものに比べて劣化しにくいという。
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