パラジウム、年初来安値
中国コロナ規制に警戒感
自動車の排ガス浄化触媒に使う貴金属のパラジウム価格が年初来安値をつけた。指標となる米国先物は13日、一時1トロイオンス1770ドルまで下落し、ロシア産の供給懸念で急騰した3月上旬の高値からほぼ半値となった。主要消費国の中国の北京市で新型コロナウイルスの集団感染が発生したことが13日までに報じられ、行動規制の再強化に対する警戒感が強まった。
パラジウムはロシアが世界生産シェア4割を持つ。ウクライナ...
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