都市鉱山にAI革命、0.1秒で仕分け 金など効率回収
LBSローカルビジネスサテライト
金やレアメタル(希少金属)の価格が高騰するなか、「都市鉱山」と呼ばれる廃棄された電子基板から金属をリサイクルする需要が高まっている。日本の工業製品には世界の消費量の2~3年分に匹敵する金属が眠っているともいわれる。廃基板から金属を効率的に回収するにはこれまで手作業で部品を取り外して仕分けする必要があったが、半導体製造装置を手掛ける南陽と鉄の製錬や金属リサイクルを手掛けるアステック入江(北九州市)は人工知能(AI)による画像認識でこれを自動化する装置を開発。同じ金属を含む部品を判別し、瞬時に仕分ける。都市鉱山のAI革命で、貴重な資源の有効活用が一段と進みそうだ。
日本経済新聞とTXN系列5局(テレビ大阪、テレビ愛知、TVQ九州放送、テレビ北海道、テレビせとうち)による動画コンテンツ「LBSローカルビジネスサテライト」。躍動する地域経済と地方企業の取れたてニュース・トレンドを各地のリレー方式で発信します。