【5月19日 CGTN Japanese】中国東部にある山東省(Shandong)資源局が招集した鉱物資源埋蔵量の専門家の見解に基づき、17日、中国東海岸の山東省莱州市(Laizhou)西嶺村の金鉱探査プロジェクトで出された結論が承認されました。このことにより、西嶺金鉱の埋蔵量に200トン近い金属としての金が追加され、同金鉱の金埋蔵総量は580トンになりました。 

 西嶺金鉱は中国で発見された最大の単一金鉱で、世界的に見ても巨大な単一金鉱です。西嶺金鉱は採掘中の三山島金鉱の深部にあり、その北側には中国で2番目に大きい単一金鉱の三山島金鉱海域金鉱があります。西嶺金鉱の探査埋蔵量が追加された結果、20平方キロメートル内の地域にある三山島金鉱帯は世界でも稀有な、確認された累計金資源量は、1300トンを超える金産出地帯になりました。

 西嶺金鉱の特徴は、資源量が多く経済性に優れていることです。その主要な鉱脈の長さは最大で1996メートル、深度の幅は最大で2057メートル、鉱体の厚さは最大で62.35メートルとされています。品位について、鉱石1トン当たり4.26グラムの金を含みます。1日あたり1万トンの鉱石を採掘しても30年以上の生産が可能で、潜在な経済価値は2000億元(約3兆9289億円)以上と推定されています。

 山東省は昨年以来、戦略的鉱物探査についての新ラウンドの画期的戦略行動を進めています。この行動は金、鉄、石炭、銅、レアアース、黒鉛、蛍石などの戦略的鉱物を中心に、鉱物資源の確保能力を向上させることが目的です。今回の西嶺金鉱の埋蔵量追加により、中国最大の単一金鉱の埋蔵量の記録が更新されました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News