金保有増加、現時点で望ましくない=韓国中銀

金保有増加、現時点で望ましくない=韓国中銀
韓国銀行(中央銀行)は、現時点で外貨準備金の保有量を増やすよりもドルの流動性を維持する方が望ましいと評価していると明らかにした。ロシア・クラスノヤルスクで1月撮影(2023年 ロイター/Alexander Manzyuk)
[6日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は、現時点で外貨準備金の保有量を増やすよりもドルの流動性を維持する方が望ましいと評価していると明らかにした。
中銀の準備管理は6日、「外貨準備高における金の比率を高めるかの決定は慎重なアプローチが必要」と述べた。
世界的な景気後退の可能性や地政学リスクを考慮すると、十分なドル流動性を提供できる態勢の方が良いとした。
高騰する金価格の不確実性、プラスの実質金利、流動性確保のための金売却の難しさなどを理由に挙げた。
中銀は外貨準備として104.4トン、48億ドル相当の金を保有。5月末時点の総準備高4210億ドルの1.14%を占める。

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