ガーナがアフリカ最大の産金国に復帰、昨年は32%増産=業界団体

[アクラ 9日 ロイター] - 昨年のガーナの金生産量が32%増加し、南アを抜いてアフリカ大陸最大の生産国に返り咲いた。ガーナ鉱山会議所(GCM)が9日明らかにした。
ガーナは2021年、生産の大幅減で南アにトップの座を譲っていた。
22年の金生産量は370万オンスで前年の280万オンスから増加。大規模・小規模部門がともに拡大して全体を押し上げた。
GCMのジョシュア・モルトティ会長は年次総会で、「22年は、わが国の金の大規模サブ部門が史上最大の生産量を記録した」と発表。既存鉱山の生産と拡大により、大規模部門の金生産全体に占める割合が13%上昇して310万オンスと、前年の270万オンスから増加したと説明した。
一方、金準備積み増しのためガーナ中央銀行が実施した「国内金購入プログラム」の下で、GCM加入業者が販売した金は7万7620オンスを超えたという。

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