【8月20日 CGTN Japanese】中国では金投資手段として、金のアクセサリーや金の延べ棒、金貨、金塊などを購入することが一般的でしたが、最近、多くの金アクセサリーブランドが金の豆、金のヒマワリの種などミニの金商品を売り出しています。重さは1グラム、値段は500元(約1万円)余りで、中でも金の豆をためることが若者の財テクの新たな流行となっています。

 金の豆は重さ1グラムほどで人件費もかからず、販売価格は相場によって決められています。数十から100グラムを超える金の延べ棒に比べ、金の豆は購入のハードルが低く、若年層に金投資の機会を与えています。

 北京市民の劉さんは毎月1粒の金の豆をためるのを目標としており、「これは定額投資と同じようなもので、長期投資になるのだ。小瓶に入る金の豆が増えているのを見てとても満足感がある」と話しています。

 北京のある金アクセサリー販売店の店員によると、最近、金の豆について問い合わせに来る人が多く、皆、金は高い価値を保ち続けるもので、いつでも換金できるという利点もあると考えています。金の豆は1グラム数百元で人気だということです。

「中国ゴールドジュエリー消費調査白書(2021)」によると、金の消費者のうち、25歳から35歳の顧客が占める割合は7割を超えています。ミニの金商品の人気上昇を受け、多くのブランドがECプラットフォームで金の豆などを売り出しています。また、国家統計局の統計データからも、消費者が軽量の金商品を購入する傾向が強く、グラム数で計算する商品の販売量の増加幅が個数で計算する商品を明らかに上回っており、実物の金投資と消費が比較的速い成長を保っていることが分かります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News