金スポット価格、史上最高値を更新-金融緩和見通しや地政学緊張
Dylan Griffiths
更新日時
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前日比1.3%高の1オンス=2141.79ドルを一時付ける
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株式相場調整のリスクで一部資金を金に移す動きも-サクソバンク
金スポット価格が5日に最高値を更新した。米国の金融緩和見通しや地政学的リスクの高まりなどを背景に買われている。
スポット価格は一時、前日比1.3%高の1オンス=2141.79ドルを付け、昨年12月4日に記録したこれまでの最高値2135.39ドルを上回った。
この5営業日でおよそ100ドル上昇した。サクソバンクの商品戦略責任者オレ・ハンセン氏は、株式相場の調整リスクが高まっていることも、投資資金の一部を株式から金に移す動きにつながっている可能性があると述べた。
米金融当局が緩和に動くタイミングは依然はっきりしないが、緩和に近づきつつある兆しが、2月中旬以降の金相場の押し上げ材料だ。
紅海での商船攻撃で中東の緊張激化が示されていることも、資産の逃避先としての金買いにつながっている。
原題:Gold Climbs to Record as Momentum Builds on Bets Over Fed Pivot(抜粋)
(第3段落以降に市場関係者の見方や詳細を追加して更新します)
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