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ピーター・バーンスタイン

ゴールド: 金と人間の文明史単行本 – 2001/8/1

ピーター L.バーンスタイン (著), 鈴木主税 (翻訳)

57

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自らの身体にふれたものが黄金になるようにとの願いを聞き入れられ、愛娘を抱きしめたときにその過ちに気づいたミダス王。蓄財に溺れ、溶かした金を喉に流しこまれて殺されたローマ帝国の大富豪クラッスス。リンゴの動きは正確に予測したが、金の価格の予測には失敗した最後の魔術師アイザック・ニュートン。経済力が後退するなかで金本位制への復帰に執着し、ケインズに批判されたモンタギュー・ノーマン英中央銀行総裁。そして、金を所有すれば経済は安定し、国家は優位に立つと思い誤ったシャルル・ド・ゴール……。
◎権力、栄光、美と安全、富そして永遠の生命のシンボル、究極の貨幣として古来栄光の歴史を歩んできた金（ゴールド）。人間の歴史は、この金とともにある。だが、金をあがめ、その絶対的な力に囚われた人間はいつも間違い、その願いはかなえられず、悲惨な結末を迎えてしまうのだ……。
◎金と人間との終わることのないドラマを、古今東西にわたる驚嘆すべき幅広いエピソードと深い洞察力をもとに描き出す。固定観念に囚われた人間が陥る悲劇と、その愚かさをウィットに富んだ語り口で浮き彫りにする歴史物語の傑作。

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本の長さ

522ページ
言語

日本語
出版社

日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日

2001/8/1
ISBN-10

4532163951
ISBN-13

978-4532163952
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商品の説明

商品説明

ベストセラー『リスク―神々への反逆』の著者、バーンスタインによる最新の話題作。人類の経済活動の歴史を、金（ゴールド）という視点から考察し、現代に生きる我々に示唆を与えてくれる。

王侯が名誉のために金を求めた古代エジプトやギリシャ、ローマの時代に始まり、略奪により金銀や金鉱を手に入れたアラブの時代、黒死病により金と人口のバランスが崩れた14世紀、金鉱を求めて始まった大航海時代、ボダンによりマネタリズム思想が萌芽した16世紀と続き、そこから金本位制、IMF体制に至るまでの経済の歴史へと引き継がれる。貨幣の進化の過程における時代背景や人々の価値観などが生き生きと描かれている。さすがバーンスタインだ。

本書は貨幣史や経済政策の本としても受け取れるが、個人が投資する際、あるいは賢い資産運用をする際のヒントとしても受け取れる。金を掘り当てた人がお金持ちになる、所変われば金の価値も変わる、使える範囲と信頼性によって通貨の価値が変わることなどは、一見すると当たり前のようだが、資産運用あるいはビジネスの根本となる考え方である。アジアに金が蓄積された理由の説明として高度経済成長期の日本の状況を引用し、「日本人は外出したり海外からの輸入品に使ったりするよりも、お金を貯蓄し、財産を蓄積するほうを好む」という見方には疑問点が残るが、全体的には綿密な研究・調査と鋭い洞察に基づいている。金と人間のかかわりを描いた歴史ドラマとして、また経済書としても楽しめる。（土井英司）

内容（「MARC」データベースより）

権力、栄光、美の象徴、そして万能の貨幣。古来より崇拝され世界通貨としての復活を取り沙汰される金。その魔力に人々はいかに翻弄されてきたのか。めくるめく金の興亡に人間の愚かさを浮き彫りにする。

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登録情報

出版社 ‏ : ‎ 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2001/8/1)
発売日 ‏ : ‎ 2001/8/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 522ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4532163951
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4532163952

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- - 360位世界史一般の本
- - 11,912位投資・金融・会社経営 (本)
- - 25,239位ビジネス・経済 (本)

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ピーター・バーンスタイン

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ユースケ・キンタマニア

紙幣はフェイクマネーである

2023年8月18日に日本でレビュー済み

金と銀は神様のお金
法定通貨は政府のお金
仮想通貨は国民のお金

偽物のお金である紙幣を貯め込んでいる人たちは今後は厳しい状況になる。
借金があまりにも多い。
そう遠くない未来、お母さん・お父さん・子供たちが困っている。
私が間違っていることを願う。
どうかお気をつけください。

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金としての役割

2014年7月16日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

金融の専門的な本は初めてといっていい程だが、とても理解しやすい方向へ導いてくれる内容であった。
経済や金融の面だけではなく、世界史や人間模様にも触れているので、肩が凝ることなく読める本。
金に魅せられた人間の知恵と苦悩が、時代と歴史の著名人を通じて分かりやすく書かれている。
金が金であることの役割を最後まで突き詰めた一冊です。

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アジアの息吹

GOLDの金融史

2005年8月24日に日本でレビュー済み

『リスク』で一躍時の人となったピーター・バーンスタインが贈る
「もうひとつの金融史」第二弾とも言える著書である。
通史と言うよりはエピソードを積み重ねて、その時代時代の雰囲気を
連ねていくという形式を採っている。
ニクソンショックでブレトンウッズ体制が崩壊して久しく
GOLDを単なる商品の一つとしか見ていない21世紀において
GOLDが神聖・絶対なものであったという史実・概念は
やや古めかしく聞こえるし、また金本位制のシステムなど
今日ではわかりにくい金融概念が頻発することから
『リスク』に比べてブレイクしなかったのも仕方がないことなのだろう。
それでも金本位制の時代、約百年分の記述には
本書の後半半分が割かれており、秀逸である。

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Amazonのお客様

貨幣観を問い直す

2014年9月13日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

人類が悠久の価値基準とした金の歴史から、現在の不換紙幣経済を相対化する視座を得ることが出来よう。

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自分と他人の欲望をコントロールすることは難しい。

2009年1月10日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

紀元前４０００年から現代にいたるまでの金を巡る人間の欲望の歴史です。おもしろい、示唆に富むエピソードが盛りだくさんです。金とかお金に興味が面白いと思います。

ニュースでは、日々のマーケットが上がった下がったと騒いでいますが、長い歴史の目で見ると、日々の動きは大したことないです。金の価格の変動を予想するのは不可能のようです。ただし、いつか大きく値が上下することは歴史が証明しています。

J.S.ミル曰く、「金にふれても怪我はしない。だが、もし手について離れないようなら、金は骨まで傷つける」。

人の命に比べたら、金の価値が小さい。これを忘れた人間のなんと多いことか。金に群がる人々は、アホである。

1980年のある二日間で、金の価格は、110ドルから634ドルに跳ね上がった　(p.450)。

自分と他人の欲望をコントロールすることは難しい。

キーワード：J.P.モルガン

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Amazon Customer

知らないんだったら書かなきゃ良いのに

2003年5月21日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

欧米に関する記述は非常に面白いし、そこだけ読んでいる分には良いんですけどね。止せば良いのにわざわざ１章立てて、アジアのことなんか書くもんだから、こちら方面の歴史は植民地時代の子供用歴史書程度の知識しかないことがばれてしまう。曰く、アジアには言うほどの貨幣制度はなかった、１７世紀にアジアに銀が大量に流入したが単に隠匿されただけで、何の役にも立たなかった云々。江戸時代の日本で、西の銀本位、東の金本位という２つの貨幣制度が共存していたなんて高校の教科書にも出るような常識だし、１７世紀の中国の経済発展が大量の銀の流入によりファイナンスされたってのも、かなり常識になっているはずですけどねー。元々完全な歴史じゃないって断っているんだから、知らないことは書かな㡊??ゃ良いのに、惜しい。（実際イスラム圏に関する記述は一言もないんだから）

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面白いが、参考にはできない

2010年1月30日に日本でレビュー済み

貨幣の歴史を調べるために読んだが、初歩的な翻訳ミスと思われる部分が散見され、その数も少なくはないので、どこまで記述内容が参考になるか不安になる。例えば１６ページで「紀元前５３２年にビザンティン帝国のコンスタンティノープル」など。また、今日の歴史学の通説からすれば古いと思われる内容も多い。
これが著者と訳者のどちらの責任が大きいのか、原著を見ていないので分からないが、翻訳ミスについては、訳者は専門家ではないのでそちらの可能性が高い。ただしたとえ専門家でなくても、内容について専門家に見てもらうのは常識である。それができていないということは、訳者の責任か、出版社のチェックが杜撰なのか、どちらかだろう。
他のレビューに、日本の記述については間違いが多いとあるが、一般的に外国の学者や作家が日本の歴史について信頼できる情報を得られる英語の本はそれほど多くない。しかもその多くは内容が古く、「教科書程度」の内容でさえ知られていないことが多い。従ってこうした「植民地時代の子供用歴史書程度の知識」しか無い本が生まれる。これは日本の学者が英語で本を書かないことが原因であり、外国人に責任はあまりない。
そうしたことを割引いても、「？」となる記述が多すぎるので、評価は「２」とした。

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「リスク」よりは面白い

2005年11月2日に日本でレビュー済み

　主に通貨、そして金本位制の歴史を扱った本です。わたくしには同著者の「リスク」よりも興味深く読めました。実際に金貨という形で流通していた時代の話から、最終的に金が通貨と切り離されるまでの長い歴史を興味深く書いています。が、西洋圏以外の歴史の記述に乏しく、ある意味一面的であることは否定できません（ある時期日本産の銀は世界中の1/4くらいを占めていた時期もあるのに・・）。現在に至るまで、不動の価値を誇り、万物の基準となる物質（あるいは仕組み）は存在しない、ということを改めて思い起こさせます。しょせん、通貨といっても世界中のひとたちの共同幻想に過ぎないのです。ドルの通貨としての価値も下がりつつある現状で、これからの経済について考えるためにも有益な書物だと思いました。

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Nathik

An Euro-centric Keynesian History of Gold

2017年8月14日にインドでレビュー済み

Amazonで購入

Gold is a chemically inert, oxidation malleable and high density metal. This rare metal is paradoxically found across all continents.

Ancient World:

The Ancients(Egyptians, Jews to Romans) adored gold but as a display of wealth not as money. The demand for gold drove the demand of mining. Mining is a labor intensive process and this facilitated slavery.

Bimetallism:

King Croesus(595BC) was the first to establish gold as coin/medium of exchange via state. He annulled private issuance of electrum and called all outstanding coins and minted gold & silver coins to the old. Bimetallism is seldom stable as changing supply of metal overtime causes the values to change. Croesus maintained a ratio of 10:1.

Persians and the Romans:

Persians expanded the practice of gold coin mintage and influenced gold to be accepted as the popular form of money and collect tax in gold instead of wheat/rice. The expanding roman empire experienced the shortage of gold.Shortage lead to the below.
1. Living with insufficient supply makes demand fall short and downward pressure the price aka Depression.
2. Importing gold via plunder/trade
3. Debasing currency

Constantine (337BC) used new 98 % pure gold coins "Solidus" as his conquest eastward brought him gold. This was officially the widely accepted form of money. Made gold as the only accepted medium of exchange.

Middle-Ages:

The Arabs dominated and outsmarted their competitors in trade and established monopolies in Africa & this gave them access to West African Gold. Africans traded gold to salt. Salt was their primary money because of its scarcity.

Reconquista and Atahualpa:

Portuguese and Spaniards paved way for discovery of the new world. When the Spaniards arrived to South America, they invited The King of Incas Atahualpa to their quarters. Atahualpa naively accepted & he was taken hostage. Once the ransom for paid & the kingdom fell, the spaniards sentenced him to death for idolatry & adultery. Atahualpa was baptised in the honour of St. John for a quick and painless death. Mining became a serious business. Under the spaniards, the merciless labor was devastating to the natives. The death rate was so high that many africans slaves had to be imported.

Spain & Gold:

With Gold flowing back to Spain, Spain failed to become rich. The Expulsion of Jews & Muslims removed the merchant class & the scientific community. High consumption & no production along with rigid structure of society ultimately led to Price revolution of 16th Century.

Asians:

Asia is hardly discussed in the book which is a huge drawback. Asians understand gold was too important to be traded as money. So they used copper & brass as medium of exchange in place of gold. The word Cash for ready liquid money is Tamil word. Hien Tsung(821AD), due to severe shortage of copper, used sheet of paper for money.

Magic Mint & New Rulers:

In 1661, Charles II of England issued an order in council mandating manufacturing of coins by machinery in-place of hammer. The new coin, guinea, equal to £1 about 8 grams or 1/4 of an ounce. In 1697, Bank of England was established as the 1st private company to do business as limited liability company in exchange for £1.2 million loan with 8% interest.

New Bank system and First Crisis:

Three forms of money were used in Britain.
1. Government minted gold coins
2. Bank Notes from BoE and other private banks
3. People deposited gold to goldsmith and got receipts.
Fear of French invasion provoked citizens to encase bank notes for gold. This resulted in Bank Restriction Act of 1797 .

Gold Rush:

The 19th Century Gold rush in Australia, California and South Africa made establishment of international gold standard possible & had the opposite effect of Price Revolution from 16th Century.

WW1 & its effects:

According to the writer, Gold standard was a symptom of stability and not the cause. Post WW I ,National debt swelled by multiples of 1914 for all. Each country owed many to many of its citizens. Allies ended up in debt to the US upto $2 Billion. France, Italy, Russia owed $500 Million to UK, The total holding of UK, France and Germany in gold was $2 Billion. Gold Standard was suspended as a result, To bring to Gold standard means higher interest rate. High interest rate means subdued business activity which in turn means higher unemployment. Higher employment keeps wages in check which keeps price in check. The gold standard of 1925 was passed subsequently.
Banking Act of 1933 prohibits hoarding of gold and silver coins and required all public to surrender the gold coins/bars. The currency which broke from gold standard devalued. The price of gold went up & price of goods & services fell down substantially.

WW2 & its effect:

After WW2, many countries were in shambles & currencies debased. In Germany, cigarettes & nylon stocking were preferred payments. USD become the only currency convertible to gold(by central bankers, national treasuries and not private individuals). USD became the preferred mode of payment over gold as it was easy convertible and earned interest. Inflation was the only vulnerability of USD.

Nixon shock:

Vietnam war, budget deficit, unemployment contributed to inflation. Nixon removed the gold standard in 1971. Floating currency system was established. This soared the price of gold & made it a hedge against chaos, inflation & uncertainty.

This is an erudite account on the history of Gold. However, it has few drawbacks. Asia's role, impact & narrative conspicuously missing. The writer takes a Keynesian approach to narrate the history of the gold instead of taking views from all school of thoughts. It is implicit from his writing that he's skeptical of gold as store of value or medium of exchange. However he is very inconclusive in his take on Gold & its role(if any) in 21st century. Highly recommended still!

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Tiernan

Great read, a history on the yellow glittering metal

2013年9月6日に英国でレビュー済み

Amazonで購入

Great book, the author explains in detail how this metal, Gold, has influenced humanity since the beginning, from Ancient Lydian's (the first people to use coins) to The Royal Mint in London under management of the genius Sir Isaac Newton to the dispute over the Gold Standard more recently. Its obviously not a FULL history of Gold because such a book would take a century to write and weight around a ton but it does give great insights into how Gold has lead many great men, women and indeed even Empires to their doom due to their obsession with Gold and its power and the image it gives to those who obtain and display it, an image that continues to provoke admiration and, of course, envy, even to this present day. This glittering, rare, yellow metal has driven tens of millions to their deaths due to slavery, wars, conflicts and battles in order for it to be obtained and there's more to it than meets the eye. Highly recommend this book, great read.

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Breck Breckenridge

History through the eyes of Gold!

2006年1月1日にアメリカ合衆国でレビュー済み

Amazonで購入

This is a great little book on history from the interesting point of view of money, and when you say "money" you must eventually talk about gold. I just found this book by chance here on Amazon and found it was in my Spokane library. So I've read it for free--but I am seriously thinking of buying it.

Towards the last chapters, as the author begins to get into modern money situations, i.e. The Fed, international money systems, Bretton Woods, etc., I had to read hard! And because I still don't get it all is why I am thinking of buying it so I can study it. I am no economist, and not much good understanding even simple economic concepts, so this book's last chapters might not be that difficult for some.

Nonetheless, due to the current financial situation world-wide with regard to the weak dollar being the world currency, I am thinking I'd better know more about all this in case I want to you know stay alive after the Crash. And make no mistake, it's gonna Crash!

So buy it, borrow it, read it!

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Metallurgist

Interesting and very timely - 4.5*

2011年12月28日にアメリカ合衆国でレビュー済み

Amazonで購入

While this book was written in 2000, it is a very timely read. With gold going for about $1600 a troy ounce, it is important to understand the importance of gold as a store of value and as money, or as the backing for paper money. The history of gold is a fascinating one, full of twists and turns, which this book tells is a very interesting and far from dry manner. The book starts with the history of gold as jewelry, as a sign of wealth and power, and as a form of money, going as far back as the Egyptians and Lydian's, and then advancing to the Romans, the Middle Ages, the French and English of the 17th to 20th centuries and finally to gold in America. The focus of much of the book is on the Gold Standard and whether or not this is a good idea. The book presents both sides of the argument, namely that governments cannot be trusted to maintain a stable currency, but that while the gold standard can stabilize things it does so at the price of not being able to do much when the economy falters. The book provides a lot of examples that show that the Gold Standard is not a panacea and that even with the Gold Standard economies do falter, forcing governments to abandon it. This said, the book is not doctrinaire in its opposition to the Gold Standard and has a prescient warning for the future given on the last page of the book, namely, "Gold may again serve as the ultimate hedge in chaotic conditions. Its return to its traditional role as universal money is unlikely, however, unless the time should come when the dollar, the euro and the yen have all failed to function as acceptable means of payment across international boarders."

I learned a lot of interesting things from this book, for example:
1) An ounce of gold is a troy ounce, not the type of ounce that is generally used for weighing things.
2) A scarcity of gold for coins always seems to lead to debasement, or the devaluing of paper money that it is supposed to back.
3) I learned about the history of the Bank of England and how it served as a model for the First Bank of the Unites States.
4) The use of a bimetallic system (gold and silver as coinage, with a fixed exchange rate) is shown over and over again not to be viable.
5) I learned about the origin of the term "greenback" and the fact that they were still being printed until 1971.
6) I learned how gold influenced the world's economy and why many felt that they could not do without the Gold Standard, only to find out that they had to do without it.
7) The gold standard was deemed to be nothing short of ordained by the heavens, only to be abandoned when it constrained economic growth, only to be adopted again if inflation got out of hand.
8) I learned about the rise and fall of the price of gold in the 1980's

I liked this book and think that it has a lot to offer, but there a few negatives that prevented me from giving the book a five-star rating. There is not very much information on the banking in the early Unites States. The first and second Banks of the Unite States are just mentioned briefly, with the discussion of currency issues in the US only really beginning with the Civil War, but with very little information on the Federal Reserve System. My second concern is the presence of numerous minor errors. For instance, as a metallurgist I know that the statement that "gold does not mix with other metals" is completely false. I found other minor errors, so many that I was forced to verify things with a second source. I did not feel that these errors invalidated the arguments presented in the book, but I read this book as a source for information for a lecture that I was presenting, so accuracy was more critical than if I had just been reading this book casually. I sense that the book lacked comprehensive editorial control and a good fact checker. My final concern is that the book was written in 2000, before the explosion in the price of gold. This is a very important event, which except for the quotation mentioned above, could not be discussed in a book written in 2000. Nonetheless, the book does give an important historical reference from which to consider this price explosion, the future course of the price of gold and the effect of this price explosion may have on the world's economy.

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RW

Great history of gold and money in general book.

2003年11月4日にアメリカ合衆国でレビュー済み

Amazonで購入

Not your typical gold book (most are Buy Gold Now! type books - this is an honest history), the author is a true historian that writes in a very easy to read and compelling style. I actually laughed out loud twice while reading his footnotes! One of the best books out there for getting a historical look at gold and its role in our world. Also gets you current on the last 100 years of the forces driving the international money supply.
Bernstein also wrote Against The Gods: The Remarkable Story of Risk, another great read and hard to put down (a must for any gambler/investor).

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