WGC「ゴールド・デマンド・トレンド2016年2Q」日本語版掲載
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ワールド ゴールド カウンシルは、世界における金需給データに関する定期的レポート「ゴールド・デマンド・トレンド 2016年第2四半期」日本語版をWEBサイトに掲載。
▼「ゴールド・デマンド・トレンド 2016年第2四半期」日本語版
本レポートのポイントは以下のとおり。
2016年第2四半期の金需要は前期からの流れを引き継ぎ、ETF(上場投資信託)に多額の資金が流入した一方で、価格上昇を背景に宝飾品需要が低迷しました。総需要約1,050トンのうち、投資需要が2四半期連続で最大のカテゴリーとなりました。金価格も米ドル建てで25%上昇し、上半期の上昇幅として1980年後で最高を記録しました。第2四半期の金の供給量合計は前年同期の1,041.7トンから10%増え、1,144.6トンとなりました。供給拡大の主因は、金価格が高騰したために価格に敏感な複数の市場でリサイクルが活発化したことであり、リサイクル金は前年同期から23%増加しました。
2016年第2四半期の金需給データ
・需要全体は前年同期の910トンを15%上回る1,050トンでした。
・消費者需要合計は前年同期の723トンから9%減の656トンでした。
・世界全体の投資需要は前年同期の186トンから141%増の448トンでした。
・世界全体の宝飾品需要は前年同期の514トンから14%減の444トンでした。
・各国中央銀行による重要は前年同期の127トンから40%減の77トンでした。
・テクノロジー産業からの需要は3%減の81トンでした。
・総供給は前年同期の1,042トンから10%増の1,145トンでした。
・鉱山生産量はほぼ前年同期と同レベルの787トンでした。