GINZA TANAKA、「純金製兜 “折紙デザイン”」を3/30より販売開始
キーワード田中貴金属
貴金属の老舗GINZA TANAKA(田中貴金属ジュエリー株式会社 本社:中央区銀座、代表取締役社長執行役員:田中 和和まさかず、以下 GINZA TANAKA)は2017 年で創業125 周年を迎えました。今後も125年間支えていただいた多くの方たちへの感謝の気持ちを忘れることなく、創業時より受け継がれている“品質へのこだわり”を胸に、当社ならではの貴金属宝飾品の可能性を追求し続けてまいります。
GINZA TANAKA は、端午の節句を前に、折紙で折った兜をモデルとする「純金製兜 “折紙デザイン”」(税込価格:40,000,000 円)を2017 年3 月30 日(木)からGINZA TANAKA 直営店(ブライダル専門店は除く)にて販売します。
「純金製兜 “折紙デザイン”」は、GINZA TANAKA が創業125 周年を迎えたことを記念し、100 年以上の歴史の中で培ってきた高度な貴金属加工技術や伝統工芸の技を随所に施しているのが特長です。
「端午の節句」に馴染みの深い折紙で折った兜にヒントを得て、一般社団法人日本折紙協会※の監修のもと、折紙兜のデザインを純金約4kg を使用して忠実に再現。日本に古くから伝わる貴金属工芸の伝統技法と折紙文化を融合させることで誕生した貴金属製兜の逸品です。
サイズは一般的な折紙の約4 倍を想定し、パーツごとの角度やサイズ、バランスなど細部にまでこだわり製作しています。GINZA TANAKA の純金製兜としては、最も多様な伝統工芸技法(鎚目打ち・霰打ち・彫金・透かし彫り)を盛り込み、技法ごとに専門の職人が手作業で仕上げました。折紙の表面と裏面を忠実に再現するため、折紙で表面となる部分は光沢のある鏡面仕上げ、裏面となる部分はマットな質感の梨地仕上げとし、コントラストをつけています。また、紙の重なりにも注目し、折紙の重なる部分に合わせて、各パーツの厚みを微妙に変えることで、折紙作品ならではの立体感を再現しました。
兜前面の武士の額を守る庇部分には「霰打ち」を施し、インパクトのあるデザインに仕上げました。凸状と凹状の鏨を使って、1 粒1 粒金鎚で叩いて打ち出していく霰打ちは、やり直しのきかない高度な技術が必要とされます。指先の感覚で打ち出す位置を判断しながら、常に同じ強さで叩くことにより、均等で美しい霰模様が生み出されます。兜の特徴ともいえる前面左右に張り出した鍬形部分には、板状の純金を金鎚で打つことでテクスチャーをつけていく「鎚目打ち」を施しています。槌目模様が光を複雑に反射し、美しい煌きを生み出します。
兜背面の梨地仕上げの部分には、立身出世などのシンボルで縁起の良いモチーフである龍をデザイン。
龍が天に勇ましく昇っていく様子を、兜の背面全体を使ってダイナミックに彫り上げています。龍を取り巻く雲の部分には、伝統工芸技法の「透かし彫り」を施し、立体感を表現しています。いずれの技法も、熟練の職人による高度な技が余すことなく発揮されています。
※「日本折紙協会」とは
1973 年10 月、日本の伝統的な造形文化であり、すぐれた教育素材である「折紙」を伝承・発展させ、国内外に普及することを目的に、創設。趣味・教育・リハビリテーション効果など、様々な可能性をもつ「折紙」の素晴らしさを、日本国内はもとより世界の国々まで伝えるために、「月刊おりがみ」の発行ほか出版活動、「世界のおりがみ展」の開催ほか展示活動、会員を対象にした資格制度などの啓発活動、海外普及を目的とした国際交流活動など、様々な事業を推進しています。