チームラボ「黄金に輝く“憑依する滝、人工衛星の重力”」?都現代美術館
東京都現代美術館(東京)にて、『ミッション[宇宙×芸術]?コスモロジーを超えて』が開催。ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」は、陸域観測技術衛星2号「だいち2号」の実物大模型に、高さ19mの滝をプロジェクションマッピングする新作「憑依する滝、人工衛星の重力」を、アトリウムにて発表。
▼東京都現代美術館:ミッション[宇宙×芸術]?コスモロジーを超えて
▼チームラボ:展示詳細「ミッション【宇宙×芸術】- コスモロジーを超えて」
憑依する滝、人工衛星の重力 ? Gold / Universe of Water Particles under Satellite’s Gravity ? Gold
チームラボ, 2014,デジタルインスタレーション(19000mm)
コンピュータ上の空間に人工衛星「だいち2号」(ALOS-2)を3Dで立体的に再現し、質量を持った人工衛星の重力によって引き込まれていく水をシミュレーションし、滝を描いている。そうやって描かれた滝を、実在の人工衛星「だいち2号」(ALOS-2) 実物大模型にプロジェクションマッピングした作品。
水は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算している。人工衛星にぶつかり跳ねあがった水の粒子は、人工衛星の周りを衛星し、蒸発し消えて行く。
そして、水の粒子の挙動によって、空間上に線を描く。その線の集合で滝を描いている。
そして、3次元空間上に立体的に描かれた滝を、我々が考える日本の先人達の空間認識の論理構造によって映像作品にしている。
今回は、Full HD10枚分の解像度によって、超微細まで描いた映像作品として表現した。
※「憑依する滝」のコンセプトはこちら
http://www.team-lab.net/all/art/uowp.html