「不安を生き抜く! “金”読本 (日経マネー)」豊島逸夫 (著)/日経BP社
■老後不安に立ち向かう必読書■
金の専門家・豊島逸夫が1冊丸ごと執筆した金投資と国内外の経済ニュースの読み方が分かるムックです。
もはや50?60代も年金で優雅な老後は望み薄。
教育費と住宅ローンの板挟みの40代、「年金もらえない世代」の20?30代のための、将来不安に立ち向かう金投資と世界経済を知る一冊。
豊島逸夫が東京、仙台、福島から北京、シンガポール、ギリシャ、ポルトガルを歩いて集めた最新情報。
金投資のセミナーに、30代女性の参加者が増えています。独身女性、既婚女性、主婦、働く母親・・・。就労形態や家族形態は様々ですが、気になることは同じ。それは「老後の不安」です。年金に頼れない30代は、結婚してもしなくても、外で働いていてもいなくても、子どもがいてもいなくても、老後の生活に漠然とした不安を抱いています。
このムックには、こうした不安を生き抜くための、金投資と国内外の経済動向を読み解くための分かりやすい解説記事を盛り込みました。
世界的投資家ジム・ロジャーズ氏とその家族が登場する特別対談では「娘たちのために金の仏像を買った」と語るロジャーズ氏の金投資と子どもへの思いが語られます。妻のペイジ・パーカー氏との教育談義は海外移住や海外投資に関心がある方の参考になるでしょう。
ママ団体「グローバル・ママ・ネットワーク」と共同開催したセミナー再録記事「なぜスイス人は金でリスクに備えるのか」では、教育費の貯め方、災害に備えるおカネの準備など、親だからこそ気になるおカネと投資の話を分かりやすく解説。
30代の海外投資に詳しい働く女性たちが集まり、結婚、教育と投資を語る異色座談会「結婚するならジャスダック銘柄、そのココロは?」は金融関係者にも「面白い」と評判を呼んでいます。
すでに金投資の経験がある豊島ファンには「もっと知りたい人のためのゴールドセミナー」再録がお勧め。「金価格はなぜ上がった?」「ここまで上がった金、いつ下がる?」など、個人投資家が知りたいことに、ズバリ切り込んでいます。
書き下ろしの欧州ルポも読み応えがあります。ギリシャ・アテネで家庭訪問し、ユーロからの脱退を望むシニア世代や海外移住に活路を見出す若いカップルの声を紹介します。ポルトガル、スペインの現状から、日本が財政破綻したら庶民の生活がどうなるか、考える手がかりになるでしょう。
日経新聞電子版の好評連載「金のつぶやき」から特に人気の高かったコラムを再掲載したり、金投資を始めたい人向けのガイドも充実しています。ぜひ、ご一読ください。
【著者紹介】
豊島 逸夫(としま・いつお)
豊島逸夫事務所 代表
一橋大学卒。邦銀入行後、スイス銀行にて外国為替貴金属部トレーダーとなり、チューリッヒやNY金取引所にて現場の経験を積む。その後、ワールド ゴールド カウンシルにて調査研究、新興国市場開発に取り組む。ブログや日経マネー連載コラムでは、金に限らず国際経済を多角的に斬る。現在日経新聞 電子版「マネー面」に「豊島逸夫の金のつぶやき」が掲載中。著書に「金に何が起きているのか」(日本経済新聞出版社)、「金を通して世界を読む」(日本経済新聞出版社)、豊島逸夫が読み解く 金&世界経済(日経BP社)がある。