[ミャンマー] 奇跡の黄金岩“ゴールデンロック”を目指して(前編)
写真で巡る世界のゴールド、今回はミャンマー・チャイティーヨーの1100mの山頂にある仏教徒の巡礼地で有名な「奇跡の黄金岩・ゴールデンロック」への探訪記(行き方)をお届けします。この記事を読んで興味をもった方が、行動しやすいように我らの行程を交えてご紹介します。
■そもそも、なぜここに行こうと思ったか?
2014年2月11日に開催した「ゴールドフェスタ2014」。
このイベントと連動してゴールドに関する魅力的な写真を募集した「第1回ゴールドフォトコンテスト」という企画を実施、その応募作品の中で審査員全員が「ここはどこだろう?実際に見てみたい!」と興味を持ったのが、こちらの写真でした。
思い立ったら行動が早いのが我ら。地球の歩き方を購入し、スケジュールをまずは設定。次いでルートの検討に入ったら、バスなどを使うと片道7-9時間位かかるという情報に少々ひるみ(^^; どうするか頭を捻る。ゴールデンロックには審査員のかさこ氏と2人で向かう事になっていたこと、また午前中着のスケジュールと山頂での宿泊(夜景と日の出撮影)、そしてその後の周りたいルートの関係から、今回バス移動往復部分を車をチャーターして移動することに。現地の代理店3社に相見積もりを取り、一番安いところで手配(ガイドはなし)。
その後、出発前手続きとしてミャンマー大使館でビザの手続きを行い(1週間以上かかる)、いざ出発当日。
■ミャンマーへは深夜発が便利
東京からは深夜00:30発の羽田~バンコク、バンコク-ヤンゴンでの現地時間朝9:00着の便を選択。これだとその日フルに仕事をした後に夜に寝ている時に移動ですので、時間を本当に有効に使えます。
乗り換え含めて約8時間でヤンゴン国際空港に到着。空港で現地通貨ミャンマー・チャット(Kyat)に日本円で1万5千円程度両替(実際にはUS$やユーロから)。チャーターした運転手と合流し、10時過ぎにゴールデンロックのあるチャイティーヨーへと出発! ※この時点ではだいたい10チャット=1円位。
■車で行けるのは麓のキンプンまで
ヤンゴン国際空港から目的地であるゴールデンロックまでは約200km。途中で休憩を取りながら約4時間かけて麓の村キンプンに到着。車やバスなどでいけるのはここまで。ここから先は国営のピックアップトラックでしか移動できません。
このピックアップトラック、全て日本製で色んなシールや文字なんかも日本で使われてたまんま。このトラックが曲者で、1列6名×7列の42名が揃うまでは絶対に出発しません(途中の検問所で人数チェックもしています)。ちなみに席数分のお金を払えば、シート独占なんかもできる様ですが、山道を爆走するトラックではギュウギュウに詰まっていないと左右にガンガンふられて怖いかもです。
こちらが実際のピックアップトラックの映像(撮影:かさこ氏)。なにせ40分間、1000mまで爆走して駆け上ります。※この映像は下りのものとなります。
■2013年末から頂上までトラックでもいける様になりました
これまで現地の方しか頂上までトラックでは上がれず、海外・旅行者の方は、途中の「ヤテタウン」という村で降ろされ、そこから約1時間急な坂道を頂上まで歩いて上がるしかありませんでした。が、2013年末に誰でもトラックで頂上まで上がっていいことになり、ヤテタウンで降りる人は現在殆どいません。
が、我らは途中で降りて、あえて徒歩で山頂を目指します。
■1時間かけて山頂に到着!
気温30度超えでカメラやPCも入った大きな荷物を背負っての1時間の山登りは非常に大変で、昔はカゴ屋がよく利用されていたのだろうな、と思いながらやっとのことで山頂に到着。道中、売店付近では子供や猫が多く、心癒されます。後で聞いたところでは、ミャンマーでは猫は飼い猫で、犬は殆どノラだそうです。
我らは山頂にある「マウンテントップホテル」に宿泊。ロビーとレストランでは弱いながらWIFIも飛んでます。
いざゴールデンロックへ!なのですが、そちらは「奇跡の黄金岩“ゴールデンロック”を目指して(後編)」でじっくりまとめますので、ここまでの経路を地図で振り返り。
いやいや、流石に6時間は辛いですが、何と言ってもピックアップトラックのジェットコースター並みの激しさは一度体験してみることをおすすめします(^^)
>>「奇跡の黄金岩“ゴールデンロック”を目指して(後編)~ゴールデンロックの様々な顔」を読む
>>「奇跡の黄金岩 ゴールデンロック」フォトギャラリー