[スリランカ]仏歯が納められた黄金の舎利容器―聖地キャンディ・仏歯寺
1988年、街自体が世界文化遺産に登録された聖地キャンディ。15~19世紀までシンハラ王朝最後の都として栄えた場所で、街の中心には仏陀の犬歯を祀る「仏歯寺」(ダラダー・マーリガーワ寺院)があります。(シンハラ語:Sri Dalada Maligaw/英語: Temple of the Tooth)
古都キャンディまではコロンボから車で約3時間、ここは街全体が世界遺産に登録されており、このクイーンズホテルなど歴史ある建物が数多く立ち並んでいます。
仏教国スリランカの信仰の中心地であるキャンディには、各地から多くの人たちが仏歯寺に参拝に訪れます。
入り口でチケットを購入、セキュリティ・服装チェックを受け敷地内に入ります。本堂内は土足厳禁ですので、直前で靴を預けていきます。
煌びやかなトンネルを抜けると本堂が現れます。こちらは象が通れる大きさになっているとのこと。
こちらが本堂の1階。お堂のまわりも黄金きらびやかで、金箔張りの像も左右に置かれています。
仏歯が祀られているのは2階の本堂なため、階段を使って上がります。
こちらが仏歯が祀られた祭壇です。奥に小さな扉がありますが、こちらは1日に3回(5:30、9:30、18:30)行われるプージャという礼拝の時だけ、こちらが開かれます。尚、参列にあたっては左側の列が祭壇の奥まで進める列(撮影不可)、右側は祭壇手前(写真の位置)から見る形で、こちらは撮影が可能となっています。
プージャの時間になると、ラッパと太鼓による音楽が演奏され、仏歯が納められている部屋の扉が開きます。
いよいよ仏歯が納められた黄金の舎利容器のお目見え。仏歯はこちらの写真の様に宝石がちりばめられた黄金の7重の小箱に奉納されています。この入れ物を見ることの出来る礼拝の時間には本当に多くの人で祭壇前は溢れかえります。
なお、この仏歯は一年に一度、7~8月頃に開催される「ペラヘラ祭」の時に外に持ち出されます。舎利容器は象の背に乗りたくさんの象やダンサー、神職たちとともに街をパレードし、人々は沸き返ります。
1階の本堂横から奥に進むと、仏陀の誕生から仏歯寺ができるまでの歴史を描いた絵などが展示されている新堂があります。
また奥には黄金の仏像を中心に、各国から集められた多くの像が安置されています。こちらの部屋も黄金満載で、見どころたっぷりです。
「仏歯寺」(ダラダー・マーリガーワ寺院)
紹介URL:http://www.sridaladamaligawa.lk/