日本の金の象徴 世界遺産「京都・金閣寺(鹿苑寺)」(The Golden Pavilion)
キーワード金閣寺
日本における金の象徴で真っ先に思い浮かぶのはやはり「金閣寺」。正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)といい、相国寺の塔頭寺院の一つで舎利殿「金閣」が特に有名なため一般的に金閣寺と呼ばれています。
▼臨済宗相国寺派「金閣寺」公式WEBサイト
金閣寺は北山文化の象徴として、1397年に足利義満によって建立されましたが、当時の建物は1950年に学僧による放火による火災で炎上してしまいます。現在の建物は昭和30年に再建をされて今に至り、金箔の剥落が目立ったため、1987年には従来よりも5倍の厚さの金箔に貼り替えられました。その際使われた金箔の量は10.8センチ四方の金箔約20万枚、合計で約20キログラムにもなります。
語るより目で見ていただきたいためここからは写真のみ掲載します。
金閣の二層と三層は、漆の上から純金の箔が貼ってあり、屋根は椹(さわら)の薄い板を何枚も重ねたこけら葺で、上には鳳凰が輝いています。一層は寝殿造で法水院(ほっすいいん)、二層は武家造で潮音洞(ちょうおんどう)と呼ばれています。三層は、中国風の禅宗仏殿造で究竟頂(くっきょうちょう)と呼ばれ、3つの様式を見事に調和させた室町時代の代表的な建物です。
- 撮影者:GOLDNEWS
- 場所:京都府京都市北区金閣寺町1