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東京2020パラリンピック、金銀銅のメダルデザイン発表

東京2020組織委員会は、東京2020パラリンピック開会式の1年前である2019年8月25日、東京2020パラリンピックメダル、メダルリボンおよびメダルケースのデザインを発表しました。


東京2020パラリンピック 金メダルデザイン(おもて)


東京2020パラリンピック 金メダルデザイン(うら)


東京2020パラリンピック 金銀銅メダルデザイン(おもて)


東京2020パラリンピック 金銀銅メダルデザイン(うら)


【東京 2020 パラリンピックメダルデザインコンセプト】
「扇の要を中心として生み出される新しい風は人々に熱気を与え、また新たな風を生み出す原動力となる」 ― 人々の心を束ね、世界に新たな風を吹き込む「扇(おうぎ)」をモチーフにしたデザインです。
扇を束ねる「要(かなめ)」部分は、人種や国境を越えて、人々の心を一つに束ねてくれるアスリート自身を表し、扇面には、人々の心を生命力として捉え、日本に生きる自然、岩・花・木・葉・水で表現しました。扇面の高低差に加えて、自然風景の描写にはそれぞれ異なる加工が施されており、メダルに触れたときに質感の違いを面白く感じられます。

東京2020パラリンピック 金銀銅メダルデザイン全体(おもて)


【東京 2020 パラリンピックメダル仕様】
メダル本体重量(リボンおよび取付ピンの重量は含まない)
金:約 526g
銀:約 520g
銅:約 430g
メダル厚み

最小部分: 7.5 ㎜
最大部分: 10.7 ㎜

メダル直径
直径 85 ㎜

メダル素材
金:純銀に 6g 以上の金メッキ
銀:純銀
銅:丹銅(銅 95:亜鉛 5)

メダルリボン
メダル本体上部への埋め込み式

メダル側面
メダル側面には各競技名(競技名・種別名・性別・種目名)が英語で刻印される
また、金・銀・銅メダルの違いが触れて分かるよう、金メダルには1つ、銀メダルには2つ、銅
メダルには3つ、円形のくぼみ(直径 3.2 ㎜、深さ 0.25 ㎜の正円)を施している

メダルデザイン
おもて面、うら面ともに、東京 2020 大会入賞メダルデザインコンペティションにより選定されたデザインです。

「TOKYO2020」の文字をおもて面に点字で表記

東京2020パラリンピック メダルリボン


裏側には3つの凸の加工


【東京 2020 パラリンピックメダルリボンデザイン】
選手の栄光をたたえるリボンのデザインには、東京2020大会を象徴する紅に加え、桜を使用し、
日本らしい組市松紋を用いたデザインは祝祭感とともに多様性と調和を表現しています。また、視覚に障がいのある方が、手で触れることで順位がわかるように、裏側にシリコンプリントで金メダルには 1 つ、銀メダルには 2 つ、銅メダルには 3 つの凸の加工を施しています。
<デザイン:東京 2020 組織委員会 製造:丸信テルタック株式会社>

東京2020パラリンピック メダルケース


【東京2020パラリンピックメダルケースデザイン】
日本人が古くから親しんできた藍色の木製メダルケース。国産のタモ材を使用し、日本の高度な木工
技術と職人の手で、一つずつ丁寧に仕上げられています。一つ一つ異なる個性豊かな杢目は、藍色の
奥に浮かび上がり、オリンピック・パラリンピックの多様性を象徴しています。円形のフタと本体が
磁石によって、繋がった輪のように開いてそのままメダルをディスプレイすることが可能です。
<製造:株式会社山上木工/吉田真也(SHINYA YOSHIDA DESIGN)>

東京2020オリンピックメダルは、「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクトを通じ、
全国の方より提供いただいた使用済み携帯電話等の小型家電から抽出した金属を用いて製作されています。

このメダルデザイナーは、松本 早紀子(まつもと・さきこ)氏。松本氏コメントは以下の通り。
「デザイナーとして歴史的な大会に携わる事ができ、大変有難く思います。デザインは選手を主役にしたいと思い考案しました。このメダルが選手と人々の心を繋ぎ、新たな風を生み出す原動力となれば嬉しいです。」


  • 撮影者:GOLDNEWS
  • 場所:東京・新宿区 東京都庁

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