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黄金飾りもきらびやか、輪島キリコ会館リニューアルオープン!

キーワードお祭り 

北陸新幹線開業、NHK朝の連続テレビドラマ「まれ」の放送開始と石川県に俄然注目があつまる2015年。朝市で有名な輪島では、能登の祭りで用いられる奉燈「キリコ」を一同に展示した「キリコ会館」を3月29日に輪島港マリンタウンにリニューアルオープン。黄金飾りもきらびやかなキリコが大小約30基展示されています。


能登・キリコの黄金飾り


今回のリニューアルは旧稲忠漆芸堂が運営していたキリコ会館の老朽化に伴い、輪島商工会議所が引き継ぎ輪島港マリンタウンにリニューアルオープンしたもの。


輪島港マリンタウンにリニューアルオープン


▼輪島キリコ会館公式WEBサイト
当館は、2015年3月に輪島市塚田町からマリンタウンへ移転、リニューアルオープン。館内には祭り囃子(まつりばやし)が流れ、いながらにしてキリコ祭りの雰囲気が楽しめます。


こちらが受付。4月4日に訪問させて頂いた所、リニューアル記念として「キリコ」ペーパークラフトを頂きました。


総輪島塗のキリコ


総輪島塗のキリコ


受付前には総輪島塗のキリコも展示されています。



能登の「キリコ」について
能登各地の夏から秋にかけての祭りは、神輿(みこし)のお供にキリコと呼ばれる巨大な御神灯が氏子たちによって威勢よく担ぎ出され、道中を練り歩きます。

キリコ(切籠)とは、切子灯籠(きりことうろう)を縮めた略称で、中能登周辺ではホートー(奉燈)とかオアカシ(御明かし)と呼ぶ地域もあります。 能登の祭りに華を添える祭礼大道具です。

キリコの形状は直方体の行灯(あんどん)状、四面に張られた白い和紙に、文字(浮き字)や紋、絵(武者絵など)が描かれ、明かりが灯されるとそれらが幻想的に浮かび上がります。
大勢で担ぐための長い担ぎ棒(カタネ棒)が付き、ボンボリや幕、しめなわなどの装飾が施してあります。 地域によっては精巧な彫刻、金箔や漆を使った豪華な物も見られ、担ぐ山車と表現されることもあります。材質は地元産の档の木(アテ=あすなろの事)が好んで使われているようです。

大きさは、高さ12メートル超、重さ2トン、100人以上の担ぎ手を要する巨大なものから、幼児が担ぐ可愛いものまで大小さまざま。現在は、電線などの関係から高さ4?5メートルほどのキリコが多く見られます。
能登キリコ公式ページより引用


キリコ展示スペースには、大キリコ7基とキリコ24基が展示されており、発光ダイオード(LED)の光の色が変化し、闇夜に浮かぶキリコの迫力ある姿を堪能できる様になっています。 



このキリコ、各地区ごとに大きさや装飾を競い合い、大きいものでは高さ15メートル、重さ2トン半のものを、約150名で担ぐとのこと。



館内は空中回廊も設けられており、こちらはその中段くらいから撮影したもの。いやはや、このキリコには本当に圧倒されます。本当にこのお祭りを見てみたい衝動にかられる程です(恐らく今年見に行くと思います)。



こちらは裏側。迫力満点です。



金色の装飾も本当に美しい。闇に輝くキリコの乱舞が見られる輪島夏祭りは毎年7月下旬から8月にかけて各地で開催されます。

是非能登に訪れる際には、この新しくなった「キリコ会館」に足を運んでみてください!

▼輪島キリコ会館公式WEBサイト
住所  :〒928-0008  輪島市マリンタウン6番1
営業時間:午前8時から午後5時
定休日 :なし
アクセス:金沢より特急バス利用で約120分「輪島マリンタウン下車」徒歩3分
問合わせ:輪島キリコ会館  0768-22-7100

輪島キリコ会館

  • 撮影者:GOLDNEWS
  • 場所:石川・輪島市 輪島キリコ会館

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