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ECB量的緩和とギリシャ債務問題などから、金投資が2012以来の高い水準で進む

欧州中央銀行の量的緩和とギリシャ債務問題などから、新たなユーロ圏からの資金が35%増となり、金投資が2012以来の高い水準で進む

?ブリオンボールトのユーザーは、2014年前半期と比べて2015年前半期に3倍の金を購入
?ユーロ圏の投資家は、2012年末以来の速いスピードで金の所有量を増加させている

2015年6月29日ロンドン: 2015年前半期に、金投資が2012年以来の早いペースで進んでいることが、世界最大規模で金・銀現物投資サービスをオンラインで提供するブリオンボールトの最新のデータで明らかとなった。

欧州中央銀行が量的緩和に踏み切った後、ギリシャ債務問題協議が混迷を深める中、ブリオンボールトの56,000人以上のユーザーは、新年から金の所有を1.4トン以上増加させている。これは、2014年の前半期と比較して3倍となる。

それにより、ユーザーが保有する金地金の総量は34トンとなった。この金地金は、ロンドン、ニューヨーク、シンガポール、トロント、チューリッヒで、顧客が望む場所の貴金属專門保管場所で貯蔵されている。

その評価額は13億ドル(約1210億円)であり、香港、ルクセンブルク、カナダ、タジキスタン、カタールの中央銀行が保有する金準備の総量を超える規模となっている。



2014年の前半期と比較すると、2015年1月から6月までにユーロ資金が35%増となり、ユーロ圏からの顧客数の増加数と共に顕著なものとなった。

国別に見ると、イタリアが最も増加率が高く、ドイツ、フランス、オーストリア、ベルギーと続いた。ギリシャの金購入は継続したが、ブリオンボールトのウェブサイトへの訪問数が50%増加したにも拘らず、入金された資金量はそれに伴わなかった。しかし、スカンジナビア諸国からの顧客の数は、昨年前半期と比較して倍増している。

金とは相対して、銀のネット需要は、2013年暮れから2014年初頭以来の低い水準となった。しかし、顧客が保有する銀地金は、2015年前半期過去最高となり、510トン、評価額においては2億6千万ドル(約279億円)となった。

ブリオンボールトのリサーチ主任のエィドリアン・アッシュは次のように分析している。
「現在のユーロ危機は、金現物投資に再び光を当てているようだ。2013年の金価格の暴落後、2014年に安定を見せ、2015年は新年以来ブリオンボールトにおける需要の伸びは、売却が急減する中で、様々な規模の投資家の中で見ることができる。金の新たに生み出すことのできない希少性や、歴史の中で証明されてきている富を保全する特色に、個人投資家は再度注目している。」
以上

連絡先: ホワイトハウス佐藤敦子 
直通電話番号: +44(0)20 8846 3804  
メールアドレス:atsuko.whitehouse@bullionvault.com


ブリオンボールト

プロフィール

ブリオンボールト

BullionVault

英国最大手のオンライン金地金取引サービス提供。英国女王賞を2009年に革新部門、2013年に国際取引部門で受賞。7万人を超える顧客の約38.7トンの金地金を保管。 ロンドン貴金属市場協会の正会員。ワールド ゴールド カウンシルの関連会社とロスチャイルドファンドが資本参加。

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