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中東情勢緊迫で金・銀投資が急増

2026年3月3日 ロンドン ―世界有数の貴金属オンライン市場であるブリオンボールトにおいて、貴金属投資需要が過去最高水準に達した。中東での戦争勃発を前に生じた先月の急激な価格変動にもかかわらず、投資家心理は揺らいでいないことが最新データで明らかとなった。

2026年に入って以降、ブリオンボールトの1日あたりの新規投資家数は、過去10年間の1日平均を559.2%上回るペースで推移している。同社顧客の約9割は西欧および北米在住で、現在ユーザーのために107億ドル超の現物貴金属を保管している。

これにより、保管されている金(ゴールド)を所有する投資家数は前年同期比19.6%増となった。銀の保有者数はさらに速いペースで40.1%増と倍近い伸びを示し、パンデミックによるロックダウン開始1周年を迎えた2021年春以来、最速の拡大となっている。

ブリオンボールトのリサーチ・ディレクター、エイドリアン・アッシュは次のように述べている。

「短期的な紛争が地金価格を押し上げることは稀ですが、今回の中東戦争は金融市場や世界経済を不安定化させることで、投資家に新たな“避難先”を求める理由を与えています。
今日の貴金属強気相場を支える長期的要因――増大する政府債務、インフレ懸念、ハイテク株バブルへの不安、そして地政学秩序の崩壊――はいずれも依然として揺るぎありません。」

米国およびイスラエルによるイランへの攻撃に先立ち、2月の金価格は2008年のリーマン・ショック以来最大の変動幅を記録した。それでも安全資産とされる金は、トロイオンスあたり月間平均5,019ドルと過去最高を更新し、7カ月連続で記録を塗り替えた。

ブリオンボールトの24時間取引可能な市場で金を購入した投資家数は、1月の過去最高から2月は14.1%減少した。一方、売却した投資家数も新年に記録した過去最高から31.1%減少した。その結果、金投資家インデックスは1月の62カ月ぶり高水準からわずか0.1ポイント低い58.4となった。3月初め時点で金保有者数は再び増加し、9カ月連続で過去最高を更新している。



2月の銀価格の変動率は1987年以来最大を記録した。工業用途の多いこの貴金属は、米ドル建て月間平均の過去最高更新が6カ月ぶりに途切れ、価格は10.4%下落してトロイオンスあたり82.55ドルとなった。

ブリオンボールトで銀を購入した投資家数は1月の過去最高から20.7%減少し、売却者数も新年の記録から35.2%減少した。その結果、銀投資家インデックスは63.7と、1月の69カ月ぶり高水準から2.0ポイント低下した。

しかし銀への投資需要は6カ月ぶりに利益確定売りを上回り、1月の大幅なネット売却量の約4分の1を巻き戻した。顧客の銀保有量は0.6%増の1,332トンとなり、評価額は32億ドルに達した。これは12カ月前比で184.2%増となる。

一方、金の保有量は重量ベースで4カ月連続減少し、2月は0.3%減の43.4トン弱と、69カ月ぶりの低水準となった。しかし、米ドル建て評価額は過去12カ月間で80.9%増加し、72億ドル超と過去最高を記録している。重量は減少しているものの、価格上昇が評価額を大きく押し上げている。

エイドリアン・アッシュは次のようにコメントしている。

「ブリオンボールトが創業して21年、金と銀がこれほど注目されたことはありません。既存投資家は価格急騰局面で一部利益を確定し、新規投資家は押し目を利用して保有を開始、またはその量を増やしています。」

なお、1月の記録的水準を除けば、2月は新規貴金属投資家数で月間過去最高となっていた計算になるが、実際には前月の過去最高から41.1%減少した。

また、ブリオンボールト市場で取引された現物貴金属の売買総額は、1月の11億ドル超という過去最高から29.1%減少し、7億8,900万ドルとなった。

以上

連絡先: ホワイトハウス佐藤敦子 
直通電話番号: +44(0)20 8846 3804  
メールアドレス:atsuko.whitehouse@bullionvault.com


ブリオンボールトの金・銀投資家インデックスについて
ブリオンボールトの金・銀投資家インデックスは、個人投資家の地金現物の投資傾向を表す、世界でも数少ない指標である。24時間取引が行われている、ブリオンボールトのオンライン市場で取引がされたデータを基に算出され、それぞれのインデックスは、月間でその地金の購入が売却を上回ったネットで購入した投資家の数と売却が購入を上回ったネットで売却をした投資家の数のバランスを表している。そして、この購入者数と売却者数が完璧に一致した際を50として表示されている。
金投資家インデックスは、新型コロナウィルスが世界的に広がった2020年3月に65.9と10年間の最高値を記録し、2024年3月には47.5と記録的な低水準に下げていた。
ブリオンボールトが発表するデータは、他の金銀地金市場のデータを補完し、世界最大の個人投資家へ行ったアンケート等の「意図」ではなく、実際に取引されたデータを基に算出されている。詳しくは、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)のAlchemist誌の2013年の記事を参照。
ブリオンボールト社について
ブリオンボールトは、金・銀・プラチナ・パラジウム地金現物所有サービスをオンラインで提供している世界でも有数の英国企業。今年4月で20年を迎える専門市場の低コストと深い流動性とセキュリティーを提供するサービスを利用して、現段階で175か国からの125,000人を超える個人投資家が107億ドル(79億ポンド、91億ユーロ、1.6兆円)相当の地金を保管ている。また、ブリオンボールトのサービスは自己投資型個人年金の英国のSIPPや米国のIRA口座、信託口座、企業やチャリティー団体が現物金地金を保有するためにも使われている。
ブリオンボールトは、下記サービスを提供している。
•    オンラインとモーバイルで金・銀地金現物を24時間取引し、即座に決済。
•    米国ドル・ユーロ・英国ポンド・日本円の利用が可能。
•    地金現物を格安費用で、ロンドン、チューリッヒ、ニューヨーク、シンガポール、トロントで特定保管。
•    日々オンライン上で、顧客所有の金・銀現物が保管されていることを証明するディリーレポートを公表。
ブリオンボールトは、2008年から専門業界団体であるロンドン貴金属市場協会(LBMA)の正会員であり、2017年には、鉱業業界が支援するワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシルのオンライン保管金銀地金パートナーに選ばれる。BBC、Handelsblatt、Bloomberg、日経ビジネスなど、英国内外の主要メディアで定期的に引用されているブリオンボールトは、2022年に3度目の英国企業女王賞を受賞している。
さらに詳細は、http://gold.bullionvault.jp

ブリオンボールト

プロフィール

ブリオンボールト

BullionVault

英国最大手のオンライン金地金取引サービス提供。英国女王賞を2009年に革新部門、2013年に国際取引部門で受賞。7万人を超える顧客の約38.7トンの金地金を保管。 ロンドン貴金属市場協会の正会員。ワールド ゴールド カウンシルの関連会社とロスチャイルドファンドが資本参加。

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