Vol.2 金歯のはなし
最近あまり見かけなくなった金歯。
一度も治療を必要とするような虫歯にかかったことがない筆者にとっては、まさにイメージ・知識ともに皆無でした。
しかし、金についての仕事をしていることもあって、最近金についていろいろと調べている間に、金歯のおもしろさをちょっと見つけてしまいました。
なので、少しばかりご紹介いたします。
まず、金歯は高機能。
銀歯など、他の人工の歯と比べ、金歯はその性質上虫歯になりにくいそうです。また、金の特徴の一つにその柔らかさがありますが、金歯となったそれは噛むうちに馴染み、使い心地がとても良いのだとか。人によって差はあるものの、銀歯等に比べ、金属アレルギーにも比較的になりにくいと言われています。ほうほう。目からウロコ。
さて、本題はここから。ご存じの方も多いかと思いますが、金歯は売れます!金歯=金でできた歯、といっても、その含有量は14Kから22Kほどまで多種多様。ちなみに24Kが金の含有量100%(正式には99.99%以上)。18Kだと、24を100%としたうちの18(18/24)ですから、含有量75%ということになります。
つまり、数字が小さくなればなるほど金の含有量は減り、(実際にあるかどうかは把握していませんが)10Kともなれば金の含有量は全体の50%以下。ここまでくると、もはや金と呼べるかどうか個人的に疑問です。
ちなみに、〇〇K以外の残りには、プラチナやパラジウム等別の貴金属が含まれています。
一般的によく使用されているのはピカピカの純金24Kではなく18Kや20Kだそうですが、その理由は、金のみだと柔らかすぎるため、他の金属を混ぜて人口歯に適した硬さにしている、とのこと。ただ単に歯をピカピカのゴールドで彩りたい!という方は、既存品の含有量はある程度限られているので、24Kものを特注するといいかもしれませんね。
今のご時世、口もとがピカリと光る方を見かける機会は大分減りましたが、金歯は機能性だけでなく、換金性の面でもとっても優等生なのです!
もちろん、一般的に公開されている金の買取り相場価格(24K)で売ることは恐らくできませんが、リサイクルショップや質屋に持っていくと、ちゃんと買い取ってくれます。その高換金性ゆえ、歯医者で治療した際に外した金歯を返してもらえなかった、といったトラブルも起きているそう。
たかが治療用金歯、されど金。口の中に輝くお宝をお持ちの方はぜひ、大切に使いましょう!歯の前面に大々的に掲げるのはちょっと・・・という方は、お口の奥でこっそりと。その価値を育んでみては?
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