黄金に輝く豪華絢爛な天井画ー永平寺・傘松閣
福井県永平寺町にある曹洞宗「永平寺」。道元禅師によって13世紀に開かれ、全国に1万5000もの末寺を抱える曹洞宗の大本山のこのお寺には、黄金に輝く豪華絢爛な天井画が存在します。
永平寺へはJR福井駅から15Km位の距離にあり車で約30分程度かかります。
参道に足を踏み入れると、一気に空気が変わります。
こちらは「唐門(からもん)」。階段を挟んで樹齢500年と言われる大杉が連なるこの風景は観光客にも人気の撮影スポットとなっています。
敷地内に70を超えるお堂と楼閣がある永平寺では、修行に欠かせない7つの建物が回廊で結ばれています。
拝観ルートを通り最初に訪れるのが、こちらの「傘松閣(さんしょうかく)」。156畳敷きの大広間で、別名「絵天井の間」と呼ばれています。圧巻の天井画に参拝者はずっと上を見上げています。
昭和5年、永平寺2世・孤雲懐奘(こうんえじょう)650回忌を記念して建築されたこの「傘松閣(さんしょうかく)」の天井は、当時の著名な画家144名による230枚の花鳥風月をあらわした日本画が描かれています。ちなみに230枚のうち、5枚だけ花鳥風月以外の鯉、唐獅子、栗鼠(りす)の絵が隠されているとのこと。
こちらは黄金の天蓋が美しい「法堂(はっとう)」。こちらは説法の道場で、380畳敷という広さを誇ります。法堂は七堂伽藍の最も高いところに位置しており、ここから四季折々の美しい景色が眺められます。
- 撮影者:GOLDNEWS
- 場所:福井・永平寺