バトゥ洞窟(Batu Caves)―世界最大・黄金のムルガン像が迎えるヒンドゥー教の聖地
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マレーシアで「金・ゴールド」といえば、やはりクアラルンプール・バトゥ洞窟にあるこの巨大な黄金像がまず頭浮かびます。高さ43メートル、全身金箔で覆われた世界最大のムルガン像です。
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バトゥ洞窟は、クアラルンプール市街から約 13 km のゴンバック地区に位置し、クアラルンプール市内・KLセントラル駅からはKTMコミューター線で約20分・RM2.0(日本円で約70円程度、2015年1月現在)で簡単に行くことができます。
Batu Cave駅に到着し洞窟方面に向かうと、まずはじめに孫悟空のモデルともなった猿の神様ハヌマーンが出現。
胸元を切り開きラーマとシータの像を見せるハマヌーン。
またその奥にはまたこちらの新しい像が建設中でした。
ハマヌーンを後に、洞窟への入り口へと向かいます。
地上約 100 m もの高さにあるバトゥ洞窟をのぞむ広場の奥には、はじめの写真でも載せた全身金箔で覆われた世界最大のムルガン像がお出迎え。
ヒンドゥー教の神々が各所に祀られています。
地上約 100m もの高さにあるバトゥ洞窟へ272段の急階段を登ります。道中には多くのサルたちもいます。
階段を登り切るとバトゥ洞窟に到着。
洞窟内には寺院が建立され、彫像が祀られています。そして洞窟の奥にはさらに別の階段があり、この先に本堂が置かれています。
このバツー洞窟では、ヒンドゥー教の神聖な儀式「タイプーサム」が行われることでも有名です。2015年は2月2・3日で行われ、毎年100万人もの信者がムルガン神を拝めるため参加します。
「カヴァディス」という串を体のあちこちに突き刺したまま供物を献上し、信心を示す信者もおり、過激な儀式のため「奇祭」としても有名、ヒンドゥー教の本場インドではタイプーサムが禁じられており、この儀式が行われているのはマレーシア、シンガポール、タイだけとなります。
最後にバトゥ洞窟上部からクアラルンプール市街を望む眺めを。
クアラルンプールに行かれる際は是非黄金のムルガン像もお迎えするヒンドゥー教の聖地「バトゥ洞窟」へ。
- 撮影者:GOLDNEWS
- 場所:マレーシア・クアラルンプール バトゥ洞窟