[金投資家インデックス]3ヶ月連続で金投資家のセンチメントは下落
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金相場上昇が利益確定売りを進め、3ヶ月連続で金投資家のセンチメントは下落
?金投資家インデックスは、購入者数が売却者数より下げ、過去8ヶ月で最も低い水準へ下げた。
?しかし、ブリオンボールトの金保管量は7ヶ月連続で増加。
2015年10月6日ロンドン: 投資家の金投資傾向は、9月に金相場上昇がバーゲンハンター的投資を遠ざけ、利益確定を進めたことから、過去2年間で最高となった6月の数値から再び下げたことが、最新のブリオンボールトの金投資家インデックスによって明らかとなった。
ブリオンボールトの金投資家インデックスは、8月の52.8から更に下げ52.6と、6月の過去2年間で最も高い水準から3ヶ月連続で下げ、過去8ヶ月で最低の水準となった。
ブリオンボールトのリサーチ主任、エイドリアン・アッシュはこの背景を次のように解説している。
「9月に金相場は、この夏3ヶ月連続で下落した後に安定していた。そして、同月後半の価格の上昇もあり、バーゲンハンター的投資を遠ざけることとなったようだ。実際、先週金曜日に予想を大きく下回った米国雇用統計発表後に急上昇した金相場を利益確定時期と見た顧客は多く、特に銀投資家においてはこの傾向は顕著に見られた。
長期的には、米連邦準備制度理事会がゼロ金利から利上げを行うことができなかったことは、投資家の先行き不透明感を深め、金と銀投資へのセンチメントに影響を与えていると言えるだろう。
貴金属相場は、この夏の過去5年から6年の最低水準からは戻し安定しつつあるかもしれないが、価格は明らかな方向性を未だ見出そうとしている。こうして市場に方向性が見られない中でも、投資家は、ブリオンボールトにおいて金と銀の保管量を増加させている。」
ブリオンボールトの57,000人の投資家の取引のデータから算出されている金投資家インデックスは、その月に金を購入した顧客数と売却した顧客数のバランスを表し、この数値が50である場合は、その月に金の保有量を増やした顧客数が、金の保有量を減らした顧客数と完璧に一致したことを意味する。
重量にすると、ブリオンボールトのユーザーは、9月に前月比200キロ増加させ、過去最高の34.3キロの金地金を保管することとなった。これは、7ヶ月連続で保管量を増加させたこととなり、2013年春以来長期間増量を続けていることとなる。
ブリオンボールトの銀投資家インデックスもまた、6月の過去2年間で最高の水準から9月も下落し、8月の54.5から51.7と過去4ヶ月で最低水準へと下げることとなった。
ブリオンボールトの顧客が保有する銀保管量は、重量にすると3トン増加し、過去最高の531トンを記録している。
年初からは、ブリオンボールトのユーザーは、金保管量を同時期前年比85%増の1.6トン増加させており、銀保管量は20%増の42.7トン増加させている。
以上
連絡先: ホワイトハウス佐藤敦子
直通電話番号: +44(0)20 8846 3804
メールアドレス:atsuko.whitehouse@bullionvault.com
金投資家インデックスについて
ブリオンボールト社の「金・銀投資家インデックス」は、個人投資家向けオンライン金・銀現物所有サービスにおいて世界最大のブリオンボールト社が所有するデータを基に算出されている。これは、24時間運営されているブリオンボールト社の市場でユーザーによって売買された取引データである。この指標が50を超えた場合、その月の金・銀のネット購入者数がネット売却者数を上回ったこととなり、個人投資家が金・銀投資に対して強気姿勢であることを意味する。このインデックスの詳細は、ロンドン貴金属市場協会発行の雑誌「Alchemist」の2013年5月号の記事(英語)を参照。ブリオンボールトの金投資家インデックスは、ブルームバーグ端末ではで表示されている。
ブリオンボールト社について
ブリオンボールトは、金・銀地金現物所有サービスをオンラインで提供している世界でも有数の英国企業であり、現時点で57,000人を超える175ヵ国の顧客が利用している。2014年には、12億ドル(1290億円)相当の専門市場で取引されている金地金が取引された。そして、同社は10年前に企業家のポール・タスティンによって、金投資家のニーズを満たすために設立され、下記サービスを提供している。
?オンラインとモーバイルで金・銀地金現物を24時間取引し、即座に決済。
?米国ドル・ユーロ・英国ポンドによる即時決済。
?地金現物を格安費用で、ロンドン、チューリッヒ、ニューヨーク、シンガポール、トロントで特定保管。
?日々オンライン上で、顧客所有の金・銀現物が保管されていることを証明するディリーレポートを公表。
89%が北アメリカと西ヨーロッパに居住するブリオンボールトの顧客によって保管されている金地金の評価額は、現在約12億ドル(約1450億円相当)であり、これは、多くの中央銀行が保有する金備蓄量を上回る。それに加え、2億5000万ドル(約300億円)の顧客の銀地金を保管している。
ブリオンボールトは、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)の正会員である。また、金の業界の市場開発団体である、ワールド・ゴールド・カウンシルと、RIT Capital Partner Plc (LSE:RCP)の資本で運営され、IT会社へ投資を行うAugumentum Capitalが、ブリオンボールトに2010年6月に資本参加を行い、それぞれ11%の株を所得している。
そして、2009年には、個人投資家が地金専門市場にアクセスすることを可能としたことから、英国女王賞を革新部門で受賞し、2013年4月には、過去4年間の国際取引が140%増加していることが認められ、英国女王賞の国際取引部門で2度目の受賞をしている。また、英主要紙のサンデー・タイムズの成長のスピードと規模を測る「Fast Track (急激に成長している非上場企業100社)と Top Track(中規模非公開企業トップ250社)」の両方のカテゴリーにランクされた4社の内の1社であり、ブリオンボールトによるサービスは、2014年11月に、英主要経済誌「Money Week(マネーウィーク)」の購読者によって「最良の金取引業者」に選ばれている。
さらに詳細は、http://gold.bullionvault.jp