インドの金密輸が2013年に倍増
世界1の金消費国であるインドへの金の密輸が、政府の輸入規制の影響で前年比2倍となっていると業界の専門家が予想している。
また、公式記録によると、没収されたネパールから密輸された金の総量は前年比の3倍となっている。
インドの宝飾店や金取り扱い業者は、2013年4月からの密輸量は60トンに達しているという一致した意見を持っていることを、Business Standardがレポートしている。これは、2012年の4月から8月までの密輸量の30?32トンと比較すると倍増していることとなる。
インドは、外貨の流出が進む中、経常収支が大幅に悪化している。そして、ルピーは本日新たに記録的水準まで下げ、10%まで引き上げられた今年春からの輸入関税と共に金価格押し上げている。
「インドでの金需要は高まっている。そのために密輸業者はこの機会を利用している。」とネパールの国税局の参事官Anand Raj Khakal氏のコメントをパキスタン・トリビュート紙がレポートしている。
インドの金輸入量は、様々な輸入規制にもかかわらず、公式データによると6月の25億ドルから7月に29億ドルに増加している。
2013年現在までに、ネパールの警察と税関は昨年一年間に没収した3倍以上のインドへの金の密輸品を没収していることも、パキスタン・トリビュート紙はレポートしている。
今年これまでに69キロの金の密輸製品を没収したものの、警察のスポークスマンであるNawaraj Silwal氏は、これは、あくまでも全体の10%に過ぎないと見ている。
大量の金の輸入がもたらす影響を懸念すると共に、闇経済が成長することの危険性にも憂慮し、パキスタン政府は、金輸入を8月禁止したことをパキスタン・トリビュート紙は伝えている。それは、パキスタンもまた6月と7月に大量の金輸入を行なっており、これを違法に輸出することで4%の売上税(VAT)の払い戻しを得ているとのことから。
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