中国の金現物需要の高まりから、上海黄金交易所からの配送量が激増
中国最大の取引所から買い手への金現物配送量が、今年前半期に昨年の年間量と同水準となり、中国の年間金産出量の倍となったことが、ブルームバーグで伝えられた。
上海黄金交易所は、今年1月~6月までに、1098トンを供給した。これは、昨年の年間量1139トンと比較しても速いペースであり、中国の金需要の高さが、同交易所の発表で明らかとなっった。
なお、中国黄金協会によると、昨年の中国の金の産出量は403トンと過去最高に達している。
上海黄金交易所は、中央銀行の監督下、2002年に設立された。金の輸入を許可されている商業銀行もこの交易所で販売しなければならない。
99.99%の純度の金地金の価格は、今年初めから27%下げ、グラムあたり259.70元(トロイオンスあたり1315.93ドル)となっている。ちなみに、ロンドン受渡金地金は、15日PM Fix価格で1284.75ドルと23%下げている。
中国における金需要は、金価格が急落した4月に236トンと記録的水準となり、その後5月に224トン、6月に180トンと下げつつある。
「投資家は4月の価格の急落時のように、金購入に走る傾向は減りつつある。」と上海のIndustrial Futures Co.のアナリストである、Long Ling氏はコメントしている。
上海黄金交易所によると、価格が急落した4月16日から5月6日の間、上海黄金交易所で取引された金地金の量は、日々20トンを超え、2012年の1日の平均取引量の4倍となった。そして、4月22日には43.27トンと一日の取引量の過去最高を記録した。
また、中国の香港からの金のネット輸入量は、金価格の急落を買い機会と見る消費者の需要が高まり、5月に前月比40%増となった。
香港統計局のデータをまとめたブルームバーグによると、5月の中国のネットの輸入量は106トンとなり、前月の76トンを大きく上回った。
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ブリオンボールトリサーチ部門, 16 Jul '13
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