[金投資家インデックス]英国総選挙を前に、金投資家センチメント上昇
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英国総選挙を前に、英国投資家を中心に金購入が進み、金投資家センチメントが上昇。
?ブリオンボールトのユーザーは、政治的リスクや為替リスクを考慮し、過去20ヶ月で最も多く金を購入した。
?金投資家インデックスは4月に53.6と、3月から上昇した。
?銀投資家インデックスは、4月にドル建て、ポンド建て、ユーロ建て価格で下げる中、金投資家インデックスよりも速いペースで上昇した。
2015年5月7日ロンドン: 欧米の個人投資家の金投資傾向は、英国の総選挙前に英国投資家を中心に金の需要が高まり、4月に上昇したことが、最新のブリオンボールトの金投資家インデックスによって明らかとなった。
その月の金の購入者数と売却者数のバランスがどのようなものであったかを示す金投資家インデックスは、オンライン金投資サービス提供会社としては世界最大のブリオンボールトの取引データから算出されている。
この数値が50である場合は、その月に金の保有量を増やした顧客数が、金の保有量を減らした顧客数と完璧に一致したことを意味する。そして、2011年9月に71.7を最高値として記録し、今年1月には、過去5年間で最も低い50.5となっていた。
4月に金の投資家インデックスは53.6と、3月の53.1から上げ、2015年の上昇傾向を堅固なものとした。
重量にすると、4月にブリオンボールトの55,000人の顧客は、410キロの金を積み増し、2013年8月以来の高い増加量となり、総金重量は33.6トンと、ブリオンボールトがサービスを開始して10年目となった4月に、過去最大の金をブリオンボールトの顧客は保有したこととなった。
ブリオンボールトのリサーチ主任、エイドリアン・アッシュは次のようにこの背景を解説している。
「今週の英国総選挙によるポンドの為替リスクを考慮し、株や債券市場の混乱を避ける意味でも、英国の投資家が4月の金の需要の高まりを牽引した。
4月は2015年の金投資家インデックスの上昇基調を堅固なものとした。また、3ヶ月単位で見ると、2013年の初旬以来、今回のように2月から3ヶ月間で0.8トンが積み増され、その総保管量を2.5%増加させたように、強い金の需要が見られたことはない。
しかし、金投資家インデックスの変化は大きなものではなかったが、4月のように金投資家インデックスと月間平均金価格が共に上昇したのは、このインデックスを発表して以来2度しか起こっていない。」
ブリオンボールトの顧客の保有する銀総量は、先月月間平均ドル建て、ポンド建て、ユーロ建て銀価格が下落する中、1.2トン増加して503トンと上昇している。月間ネット購入者が急増したことが要因となり、銀投資家インデックスは、3月の50.3から53.9と大きく上昇している。
連絡先: ホワイトハウス佐藤敦子
直通電話番号: +44(0)20 8846 3804
メールアドレス:atsuko.whitehouse@bullionvault.com
金投資家インデックスについて
ブリオンボールト社の「金・銀投資家インデックス」は、個人投資家向けオンライン金・銀現物所有サービスにおいて世界最大のブリオンボールト社が所有するデータを基に算出されている。これは、24時間運営されているブリオンボールト社の市場でユーザーによって売買された取引データである。この指標が50を超えた場合、その月の金・銀のネット購入者数がネット売却者数を上回ったこととなり、個人投資家が金・銀投資に対して強気姿勢であることを意味する。このインデックスの詳細は、ロンドン貴金属市場協会発行の雑誌「Alchemist」の2013年5月号の記事(英語)を参照。ブリオンボールトの金投資家インデックスは、ブルームバーグ端末ではで表示されている。
ブリオンボールト社について
ブリオンボールトは、金・銀地金現物所有サービスをオンラインで提供している世界でも有数の英国企業であり、現時点で55,000人を超える175ヵ国の顧客が利用している。2014年には、12億ドル(1290億円)相当の専門市場で取引されている金地金が取引された。そして、同社は10年前に企業家のポール・タスティンによって、金投資家のニーズを満たすために設立され、下記サービスを提供している。
?オンラインとモーバイルで金・銀地金現物を24時間取引し、即座に決済。
?米国ドル・ユーロ・英国ポンドによる即時決済。
?地金現物を格安費用で、ロンドン、チューリッヒ、ニューヨーク、シンガポール、トロントで特定保管。
?日々オンライン上で、顧客所有の金・銀現物が保管されていることを証明するディリーレポートを公表。
ブリオンボールトの顧客によって保管されている金地金の評価額は、現在約13億ドル(約1520億円相当)であり、これは、多くの中央銀行が保有する金備蓄量を上回る。それに加え、2億7000万ドル(約320億円)の顧客の銀地金を保管している。
ブリオンボールトは、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)の正会員である。また、金の業界の市場開発団体である、ワールド・ゴールド・カウンシルと、RIT Capital Partner Plc (LSE:RCP)の資本で運営され、IT会社へ投資を行うAugumentum Capitalが、ブリオンボールトに2010年6月に資本参加を行い、それぞれ11%の株を所得している。
そして、2009年には、個人投資家が地金専門市場にアクセスすることを可能としたことから、英国女王賞を革新部門で受賞し、2013年4月には、過去4年間の国際取引が140%増加していることが認められ、英国女王賞の国際取引部門で2度目の受賞をしている。また、英主要紙のサンデー・タイムズの成長のスピードと規模を測る「Fast Track (急激に成長している非上場企業100社)と Top Track(中規模非公開企業トップ250社)」の両方のカテゴリーにランクされた4社の内の1社であり、ブリオンボールトによるサービスは、2014年11月に、英主要経済誌「Money Week(マネーウィーク)」の購読者によって「最良の金取引業者」に選ばれている。
さらに詳細は、http://gold.bullionvault.jp