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[金投資家インデックス]金融市場の混乱の中、既存の金投資家は慎重となる

キーワードBullionVault 

新年の金融市場の混乱の中、英国投資家は金投資を進めたものの、既存の金投資家は慎重となる。

2016年2月2日ロンドン: 1月の金融市場の混乱が、過去6ヶ月で最多の新規投資家を、金・銀投資へと向かわせたことが、最新のブリオンボールトの金・銀投資家インデックスによって明らかとなった。しかし、既存の顧客は、過去1年間で最も速いペースで金・銀価格が上昇する中、慎重となっていたことも明らかとなった。

ブリオンボールトにおける新規口座開設数は、2015年の年間平均を42%上回った英国金投資家に牽引され、全体で2015年の年間平均数の15%増となった。
ブリオンボールトは、世界で最大の貴金属現物市場をオンラインで提供し、このサービスを利用して金と銀の購入・保管が可能であり、現時点で個人投資家が15億ドル(1800億円)相当の金と銀を保管している。

しかし、金価格が1月に過去1年で最も速いペースで上昇(ドル建て4.7%、ユーロ建て5.3%、ポンド建て8.9%)し、過去1年でも最も高い水準となったことからも、既存の顧客は売却を進めることとなった。

そのために、その月に金地金の保有量を増やした顧客数と減らした顧客数のバランスを表す金投資家インデックスは、1月に51.6と昨年12月の53.0から下げることとなった。
この数値が50の場合は、月間のネット購入者数と売却者数が完璧に一致したことを示す。金投資家インデックスは、2015年1月に金価格が上昇した際に、50.5と過去5年間で最低値を記録している。



ブリオンボールトのリサーチ主任、エイドリアン・アッシュはこの背景を次のように解説している。

「新たに金を購入するという動きは、2016年は年初より強いものがあった。しかし、最も緊急性を感じていたのは、英国の投資家であったようだ。それは、昨年とは異なり、英国株式、英国ポンドが下落する中、金価格が上昇を続けていたことからだ。
金融危機の際に、金が他の投資商品の保険となることが証明された。もし、2016年の株価の下げが続くようであれば、価格を下げている金を購入することで、安く保険を得ることができるということになる。

年初の金の上昇は、低い水準から始まっていた。今回の上昇によって、金価格は昨年夏の過去数年来で最も低い水準に戻ったのみだ。そのために、長期で投資をしている個人投資家が、これを利益確定の機会と見るのは不思議ではない。」
銀の投資家は、1月に昨年12月よりも売却を進めた。そのために、投資家インデックスは12月の53.5から更に下げ50.1と、月間ネット購入者数と売却者数がほぼ同水準となった。



重量にすると、ブリオンボールトのユーザーの銀の保有量には前月から変化がなく、1月に547トンとなった。また、金の保有量は5ヶ月連続で増加し、0.1%増の34.5トンとなった。
以上

連絡先: ホワイトハウス佐藤敦子 
直通電話番号: +44(0)20 8846 3804
メールアドレス:atsuko.whitehouse@bullionvault.com

金投資家インデックスについて
ブリオンボールト社の「金・銀投資家インデックス」は、個人投資家向けオンライン金・銀現物所有サービスにおいて世界最大のブリオンボールト社が所有するデータを基に算出されている。これは、24時間運営されているブリオンボールト社の市場でユーザーによって売買された取引データである。この指標が50を超えた場合、その月の金・銀のネット購入者数がネット売却者数を上回ったこととなり、個人投資家が金・銀投資に対して強気姿勢であることを意味する。このインデックスの詳細は、ロンドン貴金属市場協会発行の雑誌「Alchemist」の2013年5月号の記事(英語)を参照。
ブリオンボールト社について
ブリオンボールトは、金・銀地金現物所有サービスをオンラインで提供している世界でも有数の英国企業であり、現時点で58,000人を超える183ヵ国の顧客が利用している。
毎週4500以上の取引が成立し、2015年の売上高は前年比10%増の3億7500万ポンド(約625億円)となった。

同社は10年前に企業家のポール・タスティンによって、金投資家のニーズを満たすために設立され、下記サービスを提供している。
?オンラインとモーバイルで金・銀地金現物を24時間取引し、即座に決済。
?米国ドル・ユーロ・英国ポンドによる即時決済。
?地金現物を格安費用で、ロンドン、チューリッヒ、ニューヨーク、シンガポール、トロントで特定保管。
?日々オンライン上で、顧客所有の金・銀現物が保管されていることを証明するディリーレポートを公表。

89%が北アメリカと西ヨーロッパに居住するブリオンボールトの顧客によって保管されている金地金の評価額は、現在約12億ドル(約1500億円相当)であり、これは、多くの中央銀行が保有する金備蓄量を上回る。それに加え、2億4800万ドル(約300億円)の顧客の銀地金を保管している。

ブリオンボールトは、2008年にロンドン貴金属市場協会(LBMA)の正会員となった。2010年6月には、金の業界の市場開発団体である、ワールド・ゴールド・カウンシルと、RIT Capital Partner Plc (LSE:RCP)の資本で運営され、IT会社へ投資を行うAugumentum Capitalが、ブリオンボールトに資本参加を行い、それぞれ11%の株を所得している。

そして、2009年には、個人投資家が地金専門市場にアクセスすることを可能としたことから、英国女王賞を革新部門で受賞し、2013年4月には、過去4年間の国際取引が140%増加していることが認められ、英国女王賞の国際取引部門で2度目の受賞をしている。また、英主要紙のサンデー・タイムズの成長のスピードと規模を測る「Fast Track (急激に成長している非上場企業100社)と Top Track(中規模非公開企業トップ250社)」の両方のカテゴリーにランクされた4社の内の1社であり、ブリオンボールトによるサービスは、2014年11月に、英主要経済誌「Money Week(マネーウィーク)」の購読者によって「最良の金取引業者」に選ばれている。
さらに詳細は、http://gold.bullionvault.jp

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