黄金に輝く煙突!フンデルトヴァッサーの仰天建築「大阪・舞洲ゴミ処理場」
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ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のすぐそば、大阪市西部の埋め立て地・舞洲の玄関口にはひときわ異彩を放つ建物「大阪・舞洲ゴミ処理場」があります。こちらは世界的に有名な建築家であるフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏のデザインによる建築物で、オーストリアにあるシュピッテラウ焼却場のデザインをみて、大阪五輪招致の目玉の一つとしてフンデルトヴァッサー氏に依頼をかけたとか。
まず、こちらは大阪市環境局・舞洲工場「ゴミ焼却場」の全景から。フンデルトヴァッサー氏は自然との調和を目指した建築で知られており、自然界に直線や同一物が存在しないことから、舞洲工場のデザインには曲線・サイズ・形の違う窓が使用されているとのこと。白い外壁に赤、黄、オレンジ、黒が混じり、先端には黄金の球が光を受けて輝くなどもうワクワクがとまらないデザイン。
建物の左側で最も高い突起物がありますが、こちらはなんと「煙突」。この建物のシンボル的な位置づけとなっています。下から見上げてみましょう。
にょっきり、凄いです。煙突にある赤い模様や壁面のオレンジの模様は、燃焼の炎をイメージしているとのこと。ゴールドマニアとしては、やはり頂点の黄金が気になりますので寄ってみましょう。
陽光を浴びて輝く黄金のタマネギ、とでもいえそうなこのデザイン。建物の先端部にはほぼ黄金の玉や配備されており、フンデルトヴァッサー氏においても金色・黄金は別格のものだったと想像されます。
ちなみにすぐそばに大阪市都市環境局・舞洲スラッジセンターという汚泥処理場もあり、こちらもフンデルトヴァッサー氏のデザインによるもの。
今では年間1万人を超える人が見学に訪れるようになったこの建造物。彼がデザインしたゴミの焼却工場は世界に二つだけで、その一つが大阪にあります。
USJに訪れて、ぜひ時間があれば、この大阪・舞洲ゴミ処理場も見ていただきたいもの。無料で見学もできますよ!
- 撮影者:GOLDNEWS
- 場所:大阪・此花区 舞洲ゴミ処理場